不安げなソラを見つめたまま、リクは続けた。 ｢俺とカイが恭一さんの事が好きだ、て知って。ソラは3人で付き合おう、て言ってくれて、嬉しかった｣ ｢...俺も。でも、俺たちは3つ子だけど、ずっと1つの物を3人で分け合うのは無理だよ｣ カイがソラに語りかけるように告げた。 ｢俺、瞬と付き合ってる｣ リクの告白にソラが唖然となった。 ｢リクと瞬が！？いつから！？瞬、カイとの事があったのに...｣ ｢俺も今、大輝、て奴と付き合ってる｣ カイを見て、ソラがまた目を丸くした。 ｢ソラも知らない奴だけど。海で知り合って、最近、付き合い始めたんだ。リクには相談してたし、リクと瞬が付き合ってるのも俺は知ってた」 ソラが愕然となった。 ｢...通りで...なんか変だと思ってた...僕だけに知らされてなかったんだ....｣ 泣きそうになっているソラにリクとカイが慌てて駆け寄った。 ｢わざとじゃないんだ。ソラを傷つけたくなくて｣ リクはソラを優しく抱きしめた。