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第2話 側室は野生児

 朝、目覚めると陛下はおらず、随分と寝過ごしてしまった。  昨夜は激しかったからな……  陛下はそれでも執務に向かわれたのに、なぜ起こしてくれなかったのかとひとりごちた。 「リリアン、セティ、いるか?」 「はい、ここに」 「すまないが、後処理をしなければ……陛下がお泊まりになったのでそのままなんだ」 「ご用意は済んでおります」  夜番の報告で聞いていたのか、素早く準備をして陛下の子種を掻き出す。  せっかくいただいたのに……  ほんの少しだけ、女でなかったことが恨めしく思うが、男だからこそ陛下は俺の中に存分に吐き出してくれるのだとも知っている。  後処理は自分でもできるのだが、この場所では全て女官が行う。俺は男だから、侍従にしてほしいと頼み込んだこともあるが、女人の住処に男は入れられない、と言われ当初は羞恥と屈辱で震えたものだ。だから、後処理を行う際は考え事をして気を紛らわしている。  自分はかりそめの王だからとおっしゃっていたが、臣下も皆、陛下の在位が続くことを望んでいる。俺もそうあるべきだと思うのだがな。  ギディオン陛下には腹違いの弟王子がいる。正確には、直系の王子が弟君だ。ギディオン陛下は隠し子で公然の秘密だったらしい。  王が戦死した時、直属の部隊にいたギディオン陛下が指揮をとって隊を持ち直したと聞いている。まさしく王の器だと思うのだが……直系ではない事を気にされておられるのだろうな。  そんなことを考えていると、ようやく恥ずかしい後処理が終わった。すぐに入浴で全身を清めて着替える。わずかな動きにも激しく抉られた後ろがずくりと疼くが、このくらいは我慢だ。  ——今夜、計画を決行するのだから。    夜も更けて、陛下がカサンドラ様のもとに御渡りになったと報告がきた。これで、確実に実行できる。  寝たフリをして、皆が安心した隙をつく。渡りがない日は、ほんの数分女官が控えの間から離れる瞬間がある。その隙をついて、祖国の思い出と言って保管していた衣服を取り出す。正装を着ては目立つため、シャツとズボンしか使えないが、これで一般市民に見えるだろう。  信頼を得て剣と弓も自室に置かせてもらえるようになっていた。弓を背負い、剣を腰に履いて、置き手紙をテーブルに置いて窓から抜け出す。  一度も出たことのない中庭を這うように通り抜けると、背後で俺を探す声が聞こえた。  チッ!! ずいぶんと早く戻ったな?!  ザザッ!! ザッ!!   木立を抜けると高い壁がある。これが後宮と世俗を隔てる壁だ。手を伸ばしたくらいではとても届かない。だが、俺は野山を駆けて生きてきた。  素早く木に登り、枝を使い移動する。距離はあるが、あの塀の上に着地できれば——  枝を揺らし、勢いをつけてジャンプすると、片足が塀に着いた。 「レオシュ様――?! いずこですか?!」  すまん。生きて戻れたら謝罪する。  リリアン、セティ、衛兵たち……皆が責められると分かっていて俺は行く。ただ、陛下のために……  塀を思い切り蹴り、俺は後宮を飛び出した。  ひたすら後宮を離れ、目的の地へと向かう。暗闇は俺の味方だ。ダディザンの民は夜目が効く。ほんの少しの明かりがあれば、どうにでもできる  思った通り、派手に追跡をしてこないな。後宮から男の側室が逃亡なんてゴシップ、民が面白おかしく色付けして笑い物になる。 「はっ、はっ! はっ……はぁ、くそ。やはり鈍っているな」  だいぶ離れたので少しペースを落とし、闇に紛れながら隠れ場所を探す。  ここなら大丈夫か。  家のない一角に蹲り、息を整えながら周囲に気を配る。熟睡はせず、うつらうつらとしながら朝日が昇るのを待つと、薄暗い場所にも日が差してきた。  懐かしい感じだ。  俺はネックレスを引きちぎり、売れる場所を探す。宝石でできたビーズを数粒買い取ってくれる者がいたので、買いたたかれたと知りつつ売り、馬や携帯食を手に入れた。こうしてどうにか門を抜けて王都を脱出したのだった。 ◇ 「どう、どう! よし、休憩だ。よく頑張ったな」  水場を見つけて馬に水と草を食べさせ休憩をさせる。この国の馬はダディザンの馬より華奢で、たびたび休憩が必要だった。 「いい子だ。頑張ってくれよ」  ブラシを購入したので、下草を食べる馬の体にブラシを入れてやると、気持ち良さげに鼻を鳴らした。 「そういえば、名前がないな。何がいいかな……ベイルでどうだ? おまえはベイル、良いか?」 「ブルルッ!!」 「そうか、良いか。頼むぞ、ベイル」  すっかり打ち解けた俺たちは国境沿いの町、トエランに向かっていた。隣国ワデムと接していて、前国王が鉱山を求めて攻め込んでいた国だ。  だが、他国に比べ屈強な兵士が多く持ち堪え、とうとう戦闘狂の王と王太子を討ち果たした。しかし、そこに当時は騎士だったギディオン陛下がいて、総崩れを防ぎ休戦協定を取り交わした——はずだった。  そのままトエランをわがものにしようともくろんだワデムは、陛下一人に戦況を覆らされたことを根に持っていて、チマチマ嫌がらせをしている……というのがルーファスから聞いた話だ。  俺の祖国は自国全土がイナゴの被害に合い、民が飢餓に苦しんでいた。そこへ前王が支援をする代わりに、丈夫なおもちゃを寄越せと要求してきた。  第3王子だった俺は死を覚悟してやってきたのだが、王都に到着した直後に王が死んだ。盟約を反故にされるかと焦ったが、ギディオン陛下が拾ってくれたというわけだ。  だが、先にカサンドラ様、ヴィオラ様を娶ってから俺、という順番だったけどな。まぁ、俺は男だし当然だ。——前王の側室たちは皆解散したと聞いた。  陛下には恩義しかないよな。敵将のゴーデスのうわさは聞いている。パワータイプの猛将だ。そいつと一騎打ちで勝たなくては—— 「ベイル、トエランが見えてきたぞ」  さて、俺を雇ってくれる傭兵団が見つかると良いのだが。だが、俺は甘かった。門番に通行証がいると言われ、ないと答えると牢屋にぶち込まれたのだ。  この国は通行証がいるのか。大地を自由に移動するダディザンとは大違いだな。ひとまず、取り調べがあるらしい。なんとか敵ではないと理解してくれれば良いのだがなぁ。  牢の硬いベッドに寝転んでいると足音が聞こえた。 「不審者はこいつか?」 「はい、ブロンコ隊長」  隊長、か……ツイてるな。  精一杯売り込んで出してもらおう。 「おい、おまえ。何者だ? その服装はこの国の者ではないな?」 「ああ。ダディザンから来た」 「ダディザン? 何をしに来た」 「傭兵として、ワデムと戦う為だ」 「——なぜだ? お前の国の王子はわが国に人質同然でやってきた。恨んでいるのではないか?」 「とんでもない! 食料の支援で死人は最小限で済んだ。恩こそあれ、恨みはない」 「そうなのか?」  俺は頷いた。父からの手紙は検閲があるものの定期的に届けられる。そこには、最悪の事態を脱したことがつづられていた。もちろん、犠牲はあったが…… 「だから、恩を返すために参戦しにきた。傭兵団はあるか?」 「傭兵? おまえがか?」 「そうだ。問題があるか?」 「——恩を返すのなら、ダディザンが援軍を送ってくれても良いのではないか?」 「ばかを言うな。やっと大地が持ち直したのに、そんなことできるか。それに、ワデムに目をつけられたら、今のダディザンは保たない。もう遊牧はやめて定住し、貿易を始めたんだ。ワデムの同盟国との取引が消えたら、また死人が出るかもしれん」  俺の言葉を聞いた隊長は、しばらく無言だったが看守に鍵を開けるように言ってくれた。 「……おまえは、俺の隊に入れ。監視にもなるし、戦力になるか見極めてやる」 「良いのか?」 「ああ」  偶然の出会いだが、最高の出会いだな。こいつの隊なら、確実にゴーデスの情報が得られる。  こうしてブロンコ隊長に拾われた俺は、彼のいる第一大隊へとあいさつに行くことになった。 「隊長……なんでまた変なの拾うんですか……動物ならまだしも、とうとう人間まで拾っちゃって!! スパイだったらどうするんですかっ?!」 「それはない」 「なんですかっ?!」 「目だ。こいつはうそを言っていない」 「なっ?! 犬や猫とは違うんですよ? 人間はうそをつくんですからっ!!」  あ〜、副隊長さん、こりゃ大変だ……俺はスパイじゃないが、隊長さんは拾い癖があるのか。 「副隊長さん。俺はスパイじゃないが、監視をつけてもらって構わない」 「な?」 「な? じゃないですよっ!! おい、おまえ!! 妙なまねをしたらぶった斬るからな!」 「そんなに怒るな、ビリー。おい、名前はなんだ?」 「……リオだ」  そういえば考えてなかったな。違いすぎると反応できないが、リオなら似ているし、どうにかなるだろう 「リオ、ねぇ。あんたの国、そんな名前ばっかりか?」 「なんの話だ?」  聞き返すと、別の隊員が割って入ってきた。 「あれだよあれ!! 男なのに後宮にいるって言う男妾〜! レオシュだっけ?」 「おい、嫌な言い方をするな」 「でも、なんて呼んだら良いんです?」 「……側室殿のことは、レオシュ様と呼べ。祖国の王子を悪様に言われて良い気分はしないだろう?」  若い隊員は、隊長が諫めても気にも留めずに続ける。 「いやぁ、だって。男同士でヤるのは戦場の常だけどよ。着飾って陛下のご機嫌とりをするだけでうまい飯を食えたんだぜ? 祖国の民が飢えてた時にさ」  痛いところをつく。俺も引け目を感じていた問題だ。 「でもって、陛下に媚を売ってんだよ、きっと。まぁ、尊敬するギディオン陛下は平時なら男なんかにゃ興味ないと思うけど」  いやいや。結構いやらしいおもちゃを使ってくるエロい男だぞ?  その隊員の言葉をまともに聞くと嫌な気分になりそうなので、聞いている振りをして流していく。 「そんなのは良い。それより、おまえの技量が知りたい。俺と手合わせを願おう」  隊長さんの誘いに乗って鍛錬所に入ると、大勢の隊員が練習をしていた。 「隊長が相手をしなくても……俺がやります」 「ビリー、おまえもまだまだだな。——こいつ、相当やるぞ?」 「隊長さんは随分と買ってくれてるんだな」 「ふっ、その体つきでわかる。相当鍛えているな?」 「俺たちは騎馬民族だからな。強くなければ生きられない」 「騎馬民族のたくましさ、か……まぁ、まずはビリーを納得させてもらおうか」 「良いとも」  にやりと笑って見せるとブロンコも不敵に笑った。  テストの結果だが—— 「まいった……合格だ……」 「そうか、ありがとう」  弾む息を整えながら、地べたに転がる副隊長に手を差し伸べて立たせてやる。久しぶりに手加減なしの相手との対戦は心地よかった。 「くそ強ぇ……なんだよ、おまえ……!!」 「どうも、副隊長さん」 「ビリーでいい。よろしくな」  握手を交わしていると、周囲からも拍手が聞こえた。 「な? ビリー、言った通りだろう?」 「ええ……リオ、おまえの膂力はとんでもねぇな」 「実戦は久しぶりだから、もう少し勘を取り戻したい。俺の望みはゴーデスとの一騎打ちなんだ」 「「「!?」」」  見物の騎士たちも息を飲んだ気配を感じた。 「おい……それは……やめておけ。命をムダにするな」  ブロンコの苦虫を噛みつぶしたような声。隊長は散々見てきたのだろうな。 「他国の人間の俺が勝って問題があるなら、隊長が戦ったことにして良い。死んだら野に打ち捨ててくれればいいさ」 「っ?! なんてことを言うんだ!! 手柄を横取りするなんて、そんな卑怯なまねはしない!!」 「——それは失礼なことを言った。だが、俺は本気だ。そのために、大事なものを打ち捨ててトエランにきた」 「大事なもの?」 「そうだ」  陛下はお怒りだろうか。あるいは失望か…… 「覚悟はわかった。おまえのことを歓迎する。汗でも流しに行け!! ビリー頼むぞ」  ブロンコ隊長にバシンと背中をぶったたかれ、ビリー副隊長に浴場へと案内された。 「ほう……立派なものだな」 「まっ、湯ではあるがキレイじゃないぞ! 汗まみれの男どもが入るからな! 気に入らなきゃシャワーだけにしとけ」 「いや、気にしない」  ビリー副隊長、他の隊員も脱ぎ始め、俺もシャツを脱ぎ捨てた。 「うへっ! おまえ、すごい筋肉だな!! ん? けがしたか……? っ!!」 「ビリー、どうした? うっ!」  近くにいた隊員もおれの背中を見て絶句した。 「問題があったか?」 「——いや。随分と情熱的な恋人がいるなぁ?」 「何がだ?」 「気がついていないのか? まぁ、後ろだしな……ここだよ、この辺一帯!! キスマークがすげーぞ?」 「キ、キスマークッ?!」  思わず背中に触れるが、当然見えない。鏡を見つけ確認すると首筋に赤い鬱血痕がいくつか見えた。思わず赤面してしまう。  っ!! 陛下っ!! なんてことをっ!!  背中には赤い鬱血痕のほか、噛み跡も複数見つかった。チラッと周囲を見回すと、既に大勢に見られていて、隠そうにも手遅れ感満載だ。 「めちゃくちゃ情熱的な恋人じゃねぇか〜! あんたが抱かれる方だなんて意外だったぜ!」  ビリー副隊長のひやかしに、周囲から、からかいの口笛も聞こえた。こんな時は隠す方が余計に絡まれて面倒になると判断した。 「悪いか? 死ぬかもしれんから抱いてくれと頼んで、その通りにしてもらっただけだ」 「「「!!!?」」」  ふふっ……ビリー副隊長、目が飛び出しそうだぞ?  多少なりともやり返したと満足をして、全部脱ぎ捨て浴場に入るとビリー副隊長も慌ててついてきた。 「石鹸はいつもこの辺にある。共有物だから、使用後はここに戻してくれ。それから、この蛇口をひねれば湯が出る。」  案内されながら、周囲の視線が痛いほど突き刺さる。 「汗を流してから湯船に入ってくれよ」 「了解した」  二人で汗を流してから大風呂に肩までつかる。温かい湯が野宿で疲れた体に染み渡る。はっきり言って、濁りのある水はキレイだとは言えないが十分だ。 「湯につかれるのは、この町ではぜいたくなんだ。命のやりとりをしているからこその厚遇だ」 「それほど財政が苦しいのか?」 「いや、違う。万が一俺たちが敗戦してワデム軍が襲ってきたら、裸じゃ逃げられないだろう? いつでも逃げられるように、町の人間は体を拭くだけに留めている。これはかれらが自分で始めたことだ」  ビリー副隊長の声は暗い。 「そうか……何としてもゴーデスを討ち果たさねばならんな」 「なぁ、それ本気かよ?」  ビリー副隊長が呆れたようにいうが、心外だ。 「冗談に聞こえたか?」  俺たちの会話を、周囲も聞き耳を立てているようだった。 「いや。——あのさ、うちの隊長は3人目なんだ。俺は2人目の副隊長。理由はわかるな?」 「——ああ」 「ブロンコ隊長は、なるべく隊員が死なないように頑張ってくれてる。ゴーデスはな、存在自体が武神として崇められている。なんとか倒そうとしたが、何人も死んだ……大人数で襲い掛かればなんとか勝てるかもしれないが、それをやっちまったら、おそらく奴らは死を覚悟で猛攻してくる」 「だろうな」  俺たちの国も部族間の揉め事の解決法は、生死にかかわらずの一騎打ちだ。そこに水をさせば、怒り狂うのは明白—— 「俺がやる。ダディザンはもともと一騎打ちで勝敗をつける。国民を救ってくれた陛下への御恩、必ずやお返しして見せる」 「なんだか、ダディザンの王様みたいなこと言うなぁ〜!! ハハッ!!」 「おお! 頼もしい新人だな、ビリー副隊長!!」 「だろう? しかもくそ強いぞ!! 俺、負けちまった!!」 「マジかよ〜!」 「おいおい、副隊長様、頑張ってくれよ!!」 「ダディザン出身だって?」  あっという間に質問攻めにあい、うっかりボロが出ないように必死だ、うそは得意ではないから。 「そ〜れ〜に〜し〜て〜も〜!! なんだよこれっ!! 愛されまくりだな……見えないところにつけるとか、執着やばいだろ」  近くにいた隊員に背中をつつかれ、思わず身を引く。 「やめてくれ。執着……そういうものか?」 「そうだよ! これじゃ手ぇ出したやつがドン引きして萎えるっつーの」 「そうか……」  嬉しいと思ってしまう俺は、おかしいのだろうか。 「ダディザン人は、みんながこんなゴリマッチョなのか?」 「記憶の中では、皆がそうだな。子供の頃から馬に乗り、草原では弓や剣で獲物を取る。森では罠を作り狩りをする。だから木登りも得意だ。時にはケンカを一騎打ちで解決させる」 「まさか、真剣か?!」 「まぁ、死なんように刃を潰したやつを使う。だが、骨折はよくあったな」 「「「うげっ〜〜!! エグいな」」」 「はははっ!!」  久しぶりに故郷の話をして、懐かしさで話が止まらない。後宮にいる時は祖国の話をしてはいけないと宰相に散々釘を刺されていたからな。里心がついて反抗しないためだと思っている。  だが、陛下はときおり尋ねてくれた……  陛下。陛下の憂いは、俺がかならずや晴らして見せましょう。  湯上りは用意された隊服を着て、これで俺もフィディーリア人……か? 問題は少々サイズが小さいことだ。俺はどの隊員よりひとまわり体格が大きいため、これでも一番大きいのだという。 「パツパツだな、悪い」 「まぁ、仕方ないだろう。上着は動きが制限されるから着られそうにないが、シャツは紐を緩めればどうにかなる。あ〜、風紀が乱れると言われるか?」 「いや、サイズがないんだからいいさ。通達しとく」  ビリー副隊長が部屋に案内してくれ、今夜はここで眠ることになった。 「俺の馬はどうなっている?」 「馬がいたのか? ああ、牢にブチ込まれたんだっけ。明日、門番のところに迎えに行けばいいさ」 「わかった」  ベイルは突然知らない地で一人ぼっちにされて寂しいだろう。早く迎えに行ってやらねば、と思いながら、隊舎のベッドで毛布に包まって眠った。

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