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その想いと引き換えに④*

「なにをしている」 急に背後から声をかけられ、悠斗の心臓は飛び跳ねた。 「あっ、…あ、の…」 振り向いた先には、九条先生がいた。 悠斗は出入り口に背を向けていたが、勃起した欲をハルのユニフォームで隠しても不自然になるだけだった。 「まぁ、聞くだけ野暮だな。見ればわかる」 「…ちが…、」 悠斗は言い訳が見つからなかった。 自分の一番見られたくない姿を見られてしまった恥ずかしさで顔が熱くなり、何も考えられなかった。 「ちがう?君は青葉 春のユニフォームでオナニーをしていた。そうだろう?」 「……っ!」 認めたくない事実をハッキリと言われ、悠斗は首を振って否定するが惨めなだけであった。 「邪魔して悪かったな。続けなさい」 「なっ…!」 「どうぞ。私は洗濯が終わるのを待っているだけだ」 「…部屋に戻ります…!」 悠斗は服を整えてその場を離れようとした。 しかし、九条先生に肩を掴まれた。 「聞こえなかったか?これは命令だ。続けなさい」 九条はスマートフォンの画面を悠斗に見せつけた。 その画面にははっきりと、悠斗の欲を擦る姿とハルのユニフォームが写っていた。 「やめっ…!!」 悠斗はその画面を見るなり顔面蒼白になり九条のスマートフォンを奪おうとした。 「自分の立場がわかったか?これが知れたら、青葉は君のことをどう思うだろうなぁ」 「先生…お願いです、ハルには言わないでください!」 悠斗は九条の寝間着を掴み、必死で抗議した。 「あぁ、君の態度次第だ。自慰を続けて見せなさい」 「先生…っ!」 悠斗は九条の要求に戸惑った。悠斗の知っている九条は憧れのサッカー選手で、厳しい指導で生徒を引っ張っていく堅実な人だったのに。 「…わ、…わかりました…やります…」 「君は物分かりが良くて助かるよ」 悠斗はコインランドリーのベンチに九条の方を向いて座りなおした。 「……っ…」 悠斗は寝間着のズボンの上から欲を擦った。 しかし、先ほどまで高揚していた欲は九条に見られている羞恥心により天を向くことはなかった。 「ふん…邪魔した詫びだ、手伝ってやろう」 九条は悠斗の前に立ち、悠斗の顎を掴んで上を向かせた。九条と顔を合わせた悠斗は懇願するような眼差しで九条を見た。 九条はそのまま顔を落とし、悠斗に口づけをした。 「ん、んん…っ!?」 悠斗は抵抗できないまま、悠斗の口内に九条の舌が入り込んできた。九条の手は悠斗の欲に伸びる。 「んんんっ…!」 行為は次第にエスカレートし、悠斗の欲はズボンから姿を露わにされた。 九条に口付けされたまま、悠斗の欲は九条の手に握られ上下に扱かれた。 「ん、ん、んんぅ…っ」 その巧みな動きに悠斗の欲は硬くなり、唇の隙間から悠斗のくぐもった声が漏れる。 「…ふぁっ…、あ、あ、あっ…」 唇が離され、悠斗の小さな喘ぎ声がコインランドリーに響いた。

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