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主人とイヌ②*

その夜、ハルが寝息を立てるのを確認してから悠斗は時計を見た。 深夜1時…昨日も確かこのくらいの時間だった。 ハルは悠斗の不安を感じ取ったのか、今日は寝るときも悠斗の寝間着の裾を握ったままだった。 「ハル…いってくるよ」 そう呟いて、ハルの手をそっと離して悠斗は部屋を出て行った。 エレベーターで上階に上り、生徒たちが割り当てられている階とは離れた階に向かった。 重い足取りで指定された部屋番号に行き着き、ドアを3回ノックした。 程なくしてドアが開き、寝間着の浴衣姿の九条が悠斗を迎え入れた。 「待っていたよ」 九条の部屋も生徒の部屋と同じように和室で、布団が1組敷かれていた。 「あの…先生…どうすれば、あの写真を消してもらえますか?」 「消す?昨日も言っただろう。消しはしない。君はもう私の掌中だよ」 「…なんでもしますから…消してください…!」 「安心しなさい。君が私の忠誠なイヌでいる限り、あの写真も君の想いも、青葉に知られることはない」 「…っ…」 弱みを握られている悠斗にはこの交渉に勝ち目はない。 ただ一方的に九条の要求を飲むほかに選択肢はなかった。 「さて、イヌは服を着ないものだ。脱ぎなさい」 「……」 「返事は?」 「は、い…」 悠斗は九条の命令通り、寝間着を脱いだ。 ゆっくりと下着も脱いで一糸纏わぬ姿になった。 「四つ這いになって」 「…はい」 言われた通りに悠斗は膝を床につき、両手をついた。 「咥えなさい」 目の前に突き出されたのは九条の欲。 悠斗は頭を掴まれ、顔を欲に押し当てられた。 「ぐ、んん…っ」 九条の欲が悠斗の口内に捻じ込まれた。 「そのまま喉まで咥えこめ」 「んぐッ…ぐぅ…ッ…ウェッ…ゲホッ…」 欲は繰り返し喉を突き、胃液が込み上げた悠斗は思わず口を離してむせ込んだ。 胸を抑える悠斗に、九条は容赦なく髪を引っ張り再び欲を咥えさせた。 「ぐ、う、うッ…んんんッ…」 苦しさに涙が浮かぶ。 九条の欲が悠斗の喉奥まで貫かれ、ゆっくりと味わわせた。 「放すなよ?舌と喉を使って奉仕しろ」 「…ぐ、…う、う…っ」 悠斗は口をすぼめて懸命に九条の欲を咥え、舌を這わせた。 やり方がわからない悠斗は不器用に出し入れを繰り返し続けた。 「んん…っ…ん、ん…っ」 初めての口淫で九条を満足させられるわけがなく、悠斗は顎が疲弊していきその動きはだんだん鈍くなっていった。 「もういい」 「…はっ…あ…ふぁ…」 支えを失った悠斗はその場に崩れ伏せた。 「…!?ひ、…あ…!?」 悠斗は蕾にひやりとした感触が走り、悲鳴をあげた。 九条の指が悠斗の蕾にローションを塗り、次第にその指は蕾のまわりを刺激して、ついにはその中指が悠斗の蕾に挿入された。 「うぁ…っ!?な、に…!?」 「君が口で満足させられないなら、ココを使うしかないだろう?」 「なに…や、や…っあぁっ…!」 悠斗はわけがわからないまま、九条の指に翻弄された。 指は2本に増やされ、悠斗の内壁をぐちゅぐちゅと撫で上げた。 「ひっ…あ、あ、あぁ…っ」 九条の指が内壁を擦るたびに悠斗の悲鳴があがる。 初めてのその感覚に、悠斗はなんとか逃れようと腰を引くが九条に抑えられ指は奥まで浸食していった。 「あまり声を出すと隣に聞かれるぞ?君の卑猥な声が」 「…う、ぅう、ん…っ」 悠斗は散らばっていた自分の寝間着を掴み、口にあてがって声を殺した。 悠斗の蕾は次第に解けていき、九条の欲がソコにあてがわれた。 「!?…なに、ま…まって…嫌、だ…!やめ…!」 悠斗はこれから起こることを察し、全力で抵抗を始めた。 抑えられている体勢からなんとか抜け出し、後ずさりして部屋の壁まで九条と距離をとった。 「そん…な、の…できな…っ」 「できないじゃない、するんだよ」 「く、くちで…しますから…!」 「ほう?」 悠斗の頭を壁に押し付け、九条の欲が再び悠斗の口内を支配した。

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