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主人の呼び出し②*

「うぁっ…あ、あ…っ」 信号待ちのたびに、九条はリモコンを弄り悠斗のローターの振動を操った。 蕾のローターも欲に固定されたローターも振動し、時にはピタリと止み、九条の気分次第でまた動き出した。 「せんせ、…もぉ、…や、だ…っあぁあっ…!」 「あぁ、可愛い顔をするようになったな、滝瀬」 九条は隣で悶える悠斗の反応を愉しみながらドライブを続けた。 家までの距離がわからない悠斗は、この状態がいつまで続くのかと不安に思いながら喘ぐことしかできなかった。 しばらくすると、車はまた地下駐車場に潜っていった。 どうやらマンションの地下のようだ。 「着いたぞ、降りなさい」 「…っ…せんせ、これ…とめてっ…」 着いた頃には悠斗の表情は蕩けていて、頰は赤く染まっていた。 「そのまま来なさい」 また九条に手を貸され、ゆっくりとなんとか歩きだした。 膝がガクガクと震えている状態で、熱い吐息を吐きながら悠斗は懸命に九条についていった。 地下駐車場からエレベーターに乗った。 そのエレベーターはカードキー式で、かざすと最上階に向かうようになっていた。 最上階に着くと、そのフロアのドアは一つしかなく、そこには"九条"の表札があった。 つまり、この最上階は全て九条のものらしかった。さすが元サッカー選手はケタが違う。 家に招かれ、玄関に入ると悠斗はそこに倒れこんだ。 「あ、ぅあ、あ、…っ…」 「ほら、部屋まで来なさい。君のイヌ小屋も用意してある」 「…うぅ…っ」 ここから先に進む恐怖もあり、悠斗はなかなかそこから動けずにいた。 九条は悠斗を置いて廊下を進んでいき、しばらくすると悠斗のもとへ戻ってきた。 戻った九条の手にはリードのついた首輪が握られていた。 「君のために用意した首輪だ」 首元に嵌められたのは赤いベルトの首輪。そこから鎖のリードが繋がっている。 「さぁ、来なさい」 「ぐっ…う…っ」 リードを引っ張られ、首輪に締め付けられて息が詰まる。 悠斗は半ば引き摺られるように四つ這いのまま廊下を這っていった。 「ここだ、入れ」 部屋に入ると、床全面にパステル調のマットが敷かれてあり、可愛らしいオモチャ箱があちらこちらに置かれていた。 まるで子供の遊び場だ。 しかし照明は橙色で薄暗く、それが不気味な雰囲気になっていた。 オモチャ箱には子供が遊ぶ玩具ではなく、悠斗で遊ぶための玩具が詰まっていた。 部屋に入ると悠斗は衣服を脱ぐよう命令された。 下着は先走りの蜜でぐっちょりと湿っていて、顕わになった悠斗の欲はビクビクと脈打ちながら天を向いていた。 「こんなに濡らして、この玩具がよっぽどお気に入りらしいな?」 「…ちが…もう…ぬいて…っ」 「あぁ、もっといいものをやろう」 九条は悠斗の蕾から繋がっているコードを引き、ローターを引き抜いた。 「…あぅっ…ぅ…」 その代わりに、オモチャ箱から出されたのは細く長いバイブだった。 しかし、ただのバイブではない。 その持ち手の先には白い毛が施されていて、蕾に挿れれば犬の尻尾のようになる仕様だった。 「いいか、まず主人に奉仕しながら自分の準備をするんだ。この玩具で」 「…そ、んな…っ」 犬の尻尾を生やして、主人の欲をしゃぶる。 そんな屈辱的で卑猥なことを、自分からシろというのか。 「できなければお仕置きをする。この玩具よりイイものはいくらでも用意してある」 ガシャンと横に倒されたオモチャ箱からは、悠斗の見たことのない玩具達が溢れ出た。 太いもの、ブツブツの突起が施されているもの、ボールが連なっているもの… どれも自分の中に入るなんて想像もできないものばかりが転がっていた。 「…っ…」 「この玩具のほうが好みだというなら仕方ないがな?」 「…や、…やります…っ!」 悠斗は九条の気が変わらないうちに九条の命令をのんだ。 差し出されたバイブを手にして、四つ這いの状態で自らの蕾に押し当てた。 しかしそこから今一歩踏ん切りがつかず、挿入することができない。 そのまま躊躇していると、欲に固定されたローターが振動を始めた。 「あぅう…っ!あ、あ…っ」 その快感に合わせて無意識に腰が振れ、蕾はバイブを飲み込んでいった。 「う、あ…っ!あぅう、う、う…っ」 「あぁ、命令せずとも自分で動かせるな?」 悠斗の手が、腰が、バイブをねだって揺れる。 車の中で十分すぎるほど溶かされた蕾はバイブをおいしそうに銜えて離さない。 「ほら、口はどうするんだ?」 顎を持たれ、上を向かされた。

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