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壁に耳あり障子に目ありドアに恭二※エロあり (恭二→莉緒→恭二)

「相馬様、莉緒様がお目覚めになられたようですが、お見舞い等如何なさいましょうか?」 「あぁ・・・そうだな。退院前にでも一度行くか・・・。」 「・・え?」 部屋の入り口に、恭二が立っていた。 「・・・おや、恭二さん、如何なさいました?」 「え・・・あ、オレ相馬に花の御礼でも・・・って・・・。」 何かを察した、田中に部屋の中へ招かれる。そのまま、相馬の前の席に恭二を座らせた。 「そ、相馬じゃないのか? リオの部屋の花・・・。」 「・・・なんの事だ?」 恭二の顔色がどんどん悪くなっていった。 「相馬、リオを・・・莉緒を助けてやって欲しい。」 そう言って、恭二はその場に頭を下げた。 病室の花は全て処分されていた。 ベットには、白のレースの寝間着に着替えた黒髪を緩く二つに結んだリオが寝ていた。 軽くノックの後、恭一は返事を待たずに中に入っていった。 「リオ様、お水をお持ちしました。」 「・・・ん・・・。恭一? ・・・飲ませて。」 「・・・畏まりました。」 リオの上体を抱き起し、近くに座った。 水差しから飲ませようとするが、顔を背けられてしまう。そしてそのまま、恭一をリオは引き寄せた。 「飲ませなさい。」 「・・・畏まりました・・・」 そう答えるのが早かったか、口に水を含むのが早かったか・・・ 水音が、病室に響いた 「恭一、もっと・・・」 点滴の刺さったままのリオの手が恭一の首に絡みつく。 「・・・恭一・・。」 「・・・リオ様・・・」 リオの唇から零れた水が首元に零れる それを追う様に恭一の舌が辿る 首筋をなぞられその感触に、リオは身を震わす 薄いレースの寝間着の前を緩めると、薄っすらと色着いた小さな粒が主張をし始めていた。 「ん・・恭一」 リオの細い指が、恭一の髪に絡む 誘われるまま色着いた小さな果実を口に含み軽く歯を立てる それだけで、既にこの先に与えられる快感に慣れてしまった身体が期待し熱を持ち始める 「んん・・・あ・・・あっ!!」 ゆっくりと芯を持ち始めたリオ自身を恭一の赤い舌がなぞる そのまま口に含まれ、甘い蜜をこぼし始める・・・ 「あ・・・あぁ!! きょう・・・」 「リオ様・・・これ以上は・・・。」 「ん、恭一・・・、僕のココに入らなくていいの?」 白い足が開かれ、隠されていた部分を見せつける様に白く細い指が、淡く桜色に色付いた孔を開いき誘った 誘われるまま恭一は桜色が赤く色付くまで柔らかく舌で、リオよりも長く骨ばった指がほぐしはじめた 病室内には、厭らしく水音と一緒にリオの甘い上ずった声が響いていた 「あぁ! きょう・・恭一、もう・・・ん・・・」 「リオ様・・・」 「も、もういいから!! あ。。。早く!」 求められるまま、恭一自身をリオの中に押し進めていった 「ああ!!」 その瞬間に、リオ自身から放たれた・・・ けれど、恭一は構う事無く腰を打ち付ける リオ自身も触れた事の無い深部を執拗に、一度だけでなく何度も繰り返し、最後リオが意識を手放すまでそれは続いた。 いつの間にか、リオの腕からは点滴が外れていたが、そんな事など気にする様子もなくリオは恭一の身体に腕を絡めていた。 !!!!!!! 叫ばなかった自分を褒めてあげたかった。病室で、この目で見た事が夢だったらと、自分の頬を抓ったがしっかりと痛みを感じた。 そう思った瞬間に、病院を飛び出していた・・・。 「・・・いつから・・・?リオと恭一は・・・??」 自分には理解出来なかった。莉緒が、リオとして振舞う様になった直接の原因を、オレは知らない。 恭一も、相馬も何も言わなかったし、あの時の関係者は皆、口が堅かった。 その後、青桐家の勧めで海外興行に力を入れる様になって、拠点を移した。 けど・・・ いつから? 恭一はリオを? リオ自身は、相馬の事が好きなんじゃ・・・? 最近の莉緒を、リオで居る時間が長くなっていた。 元々、莉緒の義弟のお披露目会と奥様の出産の為にこっちに戻っていただけだったのに・・・・ 一体何が起きてるんだ?  その答えを求めるかの様に、恭二は相馬の部屋の前に立っていた。

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