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田中は祝いたい(余談)

コンコン ベットの上で混乱している所に、田中が着替えを持ってきた 「佐々木様? 入ってもよろしいでしょうか?お着換えをお持ちいたしました。」 「あ、はい! どうぞ!」 ベットから慌てて飛び起き、ドアを開けた。 一瞬、翼の顔を見た田中が事何詰まった気がしたが其処は執事。すぐ何事も無かったかの様にいつもの顔に戻った。 「朝食の用意が出来ましたので、御支度が済みましたらお呼び下さいませ。」 「あ、あの・・・相馬は・・・?」 「・・・まだ、お部屋のようですのでこれからお声かけに行くところですが・・・一緒に行かれますか?」 「え・・・良いんですか?」 「ええ、佐々木様が宜しければですが・・・。」 「い、今すぐ支度するのでちょっと待って貰えますか!!」 「はい。お待ちしてます。」 部屋のドアの前で、田中は神妙な顔で翼の支度が終わるのを待っていた。 さて・・・いかがなものでしょう。 相馬様が自室にお戻りになられたのが明け方の事でしたので・・・、本日の朝食は小豆のリゾッをご用意したのですが・・・、先程の御様子ですと私の早とちりだった様ですね。 相馬様、田中は残念です・・・が、相馬様だけというのは少しフェアでは無いのでお許しくださいませ。 はわぁぁぁ・・・ イケメンは寝ててもイケメンなのか・・・・!! やっばい!!!!起こしたくない!! 何この寝顔!神がここにいらっしゃる!! ああああ、語彙力!  あ、起きた。 「相馬、おはよ!」 にっこっ☆ ?! ガバッ!! 若干混乱した表情の相馬が勢いよく上体を起こした 「!!!!!!!!!?!!!!」 「田中さんが、朝食出来たって♪」 枕元に頬杖をついた状態で、上体を起こした相馬を翼は微笑みながら見上げた。 「!!!!」 起きたはずの相馬が、翼の顔を認識するなり・・・・ またベットへ倒れこんだのだった。 「え!! 相馬!?!」 て、天使がここに居た・・・!!!!!!!!!!!! その呟きは、枕に吸収された為翼には聞こえなかったが まるで、仏の様な笑みを浮かべ一部始終を見守っていた田中にはしっかりと届いていた。 相馬様、これで本日は「おはよう記念日」ですね。

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