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デフォルトです。

おかわりのアイスを食べながら黄瀬を見ながら翼が残念そうに黄瀬をみる 「けど、リョウの宿題終わってないなら遊べないの残念だな。」 心底残念そうに言われ、黄瀬の胸がチクチクと痛む (いや・・・ホント・・・あぁぁぁ) 「ひ・・、昼飯くらいは息抜きになるから誘ってくれ〜!!」 「ちょ・・・リョウ必死すぎだから〜。まぁ、翼くん僕も息抜きになるからランチでも誘ってね。」(リョウ、ドンマイ!) パァァァ 一気に表情が明るくなった翼は嬉しそうな顔で笑う 「勿論!! むしろ、二人からも誘ってくれよ〜」 三人でワイワイしてる所に恭二が相馬に耳打ちし 確認する様に相馬が朝比奈と黄瀬に聞いた。 「ハル、リョウ。お前ら今日はどうする?」 「あ、僕は帰るよ〜。翼くん、今日はありがとうね♪」 「オレも、明日は着ぐるみショーに付き合う予定なんだよ・・・。」 「え?! 二人とも泊まってくんじゃ!?」 「「あー、それはまた今度だな。」ね」 「わかった。二台下に・・・」 「かしこまりました。」 ガッカリした様な翼に、二人が顔を見合わせる。 (これ以上・・・ここにいるのはねぇ?) (だよな・・・。) 下まで見送りに行くと言った翼に、2人が丁重にお断りをした為、エレベーター前まで走馬と見送る事にした。 「はぁ・・・。」 「疲れたのか?」 思わず漏れたため息に、相馬が翼の顔を覗き込んだ 「い・・や、なんか、あっという間だったなぁ・・・って。」 「まぁ、夏休みもあと2週間だしな。」 って・・・えーーーーと???相馬さん?? 流れる様に、翼の手を取り部屋へ戻る 「・・・駄目か?」 「ぐっ・・・駄目じゃないです・・・。」 はぁ・・・!!! 顔が良い!! 夏休み中とか・・・オレの心臓もつかな・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 地下駐車場まで降りるエレベーターの中で、どちらとも無くため息が漏れる。 「「はぁ・・・」」 同じタイミングでため息をついた、黄瀬を朝日奈が見る。 「なに?」 「いや・・・そっちこそ・・・」 朝比奈が下までの見送りで着いて来ている恭二の方を伺い見るが、恭二はその視線に気づかないフリをした。 ふーん。コイツあの八月朔日のとこの片割れだよなぁ・・・。 伊集院先輩の事もだけど・・・、相馬のやつ。 黙ってしまった朝比奈の隣で、黄瀬もまたエレベーターの中にいる男の姿を見ていた。

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