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第12話
鏡の中の俺はメイクも施され、まるで女みたいな変態みたいな....
かなりの違和感です....。
お母さんが俺の肩に後ろから優しく手を置きました。
鏡越しに、俺の肩の上にはとても嬉しそうに微笑む優しいお母さんがいます。
「ずっと女の子が欲しい、と思っていたの。もう諦めていたのに...ヒロのお陰ね、念願の夢が叶ったわ」
俺はとても複雑です....
「あ、そう、それとね」
「まだー!?」
お母さんの言葉と同時に待ちかねたヒロがドアを開け、俺を見て目を丸くしました。
「...すっげー、可愛い!」
恥ずかしさと嬉しさやら色んな感情がとぐろを巻き、俺は引き攣り笑いになってしまいます。
「凄い可愛いよ!さすが母さん!」
「瑞希ちゃんが可愛いからよ。元がいいもの、瑞希ちゃん」
2人に褒めちぎられ、困惑しましたが、この日から俺は女として過ごす事になりました。
「じゃあ、お母さんはお邪魔するわね」
にっこり嬉しそうに微笑み、お母さんは部屋を後にし、俺とヒロの2人になりました。
「とても可愛いよ、瑞希」
俺をベッドの淵に座らせた。女装姿の俺の長い髪を撫でるヒロの笑顔は優しく、そして可愛い。
「あ、駄目だよ、きちんと脚、閉じなくちゃ」
俺はスカートに慣れず、いつも通り、脚を広げて座り、太ももに手を置いています。
慌てて、脚を閉じました。
俺の頬に触れるとキス。
お母さんに塗られたルージュの味がします。
なんだか変な気分....
ヒロは閉じた脚のスカートの裾からゆっくりゆっくり手を忍ばせてきました。
「だ、駄目だよ」
「なんで?」
「わ、わからない」
自分でもなにがなんだかわからない。
女の服着たら、なんか変だ、俺...。
「大丈夫。恐がらないで、瑞希」
ヒロが優しく言い、俺は、うん、と小さく頷きました。
パットとブラジャーで盛り上がったぺちゃぱいを服の上からヒロがゆっくり揉みしだきます。
「な、なんか変な気分...」
「どんな気分?」
ヒロが言うと、俺は服を捲りあげられ、ブラジャーを付けた胸を見られました。
「は、恥ずかしいよ、ヒロ」
「恥ずかしくないよ、凄く綺麗...」
ブラのカップを捲り、乳首が剥き出しになります。
恥ずかしい余りに瞼をギュッと閉じました。
ちゅ、と音を立て、ヒロが俺の乳首を吸うと、
「ああん...っ」
今までにない甲高い声が出てしまいました。
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