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第6話

「...なんでこうなった」 暗闇の中、俺はひっそり呟いた。 隣では俺の肩におでこを預け、素肌の圭がすーすー、可愛い寝顔で眠ってる。 「泊まってもいいですか」 圭の切ない声色に、失恋を機に自殺でもされたら敵わん、と、簡単な夕飯を作り2人で食べ、別々に風呂に入り、ベッドの下に布団も敷いてやった。 「...そっちに行ってもいいですか」 ベッドで眠っている筈の圭が薄闇の中、囁いた。 「...寝つけないのか」 「...はい」 俺の返事は要らなかったのかも。 すぐに布団に潜り込んできて、猫のように抱きついてきて甘えられた。 「...くっつくな」 そう言っても聞かず。 スウェットの脚に、圭の勃起を感じた。 わざとなのか偶然なのか擦り寄せて来られ、思わず、俺も反応したが、背中を見せたままだった。 「ローションは何処ですか」 突然、背中越しにサラッと圭が口にした言葉。 「...そ、そんなもん、どーすんだよ」 「ローション何処ですか」 諦めるつもりはないらしい圭にベッドの下からローションを取り出した。 後は俺もまさかの展開だった。

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