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第18話

 厄介なことに、俺の勃起した息子は今日はなかなか鎮まらないでいた。  制服のズボンの中で張りつめている。  きつい。  思えば今まで何度我慢したことだろう。  俺の切なる願い。それはこのまま欲望を放出したい、出来れば先輩の中で、というものだった。 「先輩、ちょっと俺、限界です」 「え、なにが」 「勃起してるんです」  ほんとは先輩の尻の穴に突っ込みたい。奥の奥まで突っ込みたい。でも今それを言っても先輩が受け入れるのは難しいだろう。 「みっともないけど、ここでこのまま抜かせてもらっていいですか」 「ここでこのまま……」  切羽詰まった言葉を繰り返されて恥ずかしくなる。あんまり余裕がなくてかっこ悪い。悪すぎる。  部室を出てトイレまで行って始末するのにはもう間に合わない。  俺は開き直った。  いっそ恥のかき捨てだ。 「先輩に擦って欲しいけど無理ですかね」 「擦るって」 「俺のちんぽ」  手で触って欲しい。撫でて、摘まんで、擦って、温めて……出来れば口でもして欲しい。  妄想はきりがなかった。そしてその妄想がさらに限界を呼ぶ。  俺は立ち上がり、先輩の前で中腰になって手早くズボンのジッパーを下げた。  でかい逸物がニョキっと飛び出る。  ぐいと上向いたちんぽは威力があった。  人並み以上という自負はある。  固さにも自信があった。   持久力もすごいのだ。  自慢と言っていい。  けれど………。  一拍の間を置いて利休先輩の悲鳴が部室に響いたのだった。 「那須くんのナスが大きいー!!」

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