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花魁鳥(エトピリカ)10 side龍

ベルトを外すのももどかしく。 引き裂く勢いで、ジーンズと下着を脱いだ。 力任せに細い足首を掴み。 大きく足を左右に開いて。 もう痛いほどに張り詰めた自分のモノを、そこに押し当てる。 「あっ…龍、まって…!」 制止しようと伸びてきた手を、払って。 体重をかけ、一気に貫いた。 「あぁーっ…!」 瞬間、ぎゅっとなかが締まって。 先端から、白い欲が勢いよく迸って。 腹の上に白い華を咲かせる。 「あっ…ぁ…ぁ…」 その恍惚とした表情を見下ろしながら、びくんびくんと痙攣する身体を強く引き寄せ。 力任せに突き上げた。 「やっ…あっ…まっ、て…まだっ…あぁぁっ…」 達したばかりの楓のなかは、貪欲に快楽を求めるように俺のモノに絡み付いてきて。 それが脳みそ痺れさせるほど、気持ちよくて。 無我夢中で、その熱いなかをかき混ぜる。 「やぁっ…んんっ…あぁっ…」 絶え間なく上がる甘い啼き声が鼓膜をくすぐるたび、震えるほどの快感が沸き上がる。 「はっ…ぁっ…ぁっ…」 その優しい音を生み出す美しい指が、すがるものを探すようにフローリングの床を這って。 その指先を捕まえてやると、楓のほうから強く指を絡めてきた。 「っは…んっ…りゅ…う…」 その瞬間、初めて甘えるように俺の名を呼んでくれて。 「龍っ…もっと…ぁっ…もっときてっ…」 初めて感じる喜びが、全身を満たしていく。 このΩを 自分だけのものにしたい 孕ませたい 「楓っ…」 腰をぐいっと持ち上げ。 角度を変えて、深く突き刺した。 「あぁぁっ…」 そのまま激しく抜き差しを繰り返すと、楓の表情が蕩けていく。 「はっ…ぁっ…ぁっ…りゅうっ…りゅうっ…」 まるで俺だけの番のように、楓は何度も俺を呼んでくれて。 「…っく…楓っ…」 その甘い声と匂いに包まれて、ただひたすらにその果てを目指す。 「んっ…あっ…だ、めっ…もうっ…」 俺を包み込んでいる内壁がぎゅっと締まって。 限界が近いことを告げた。 「あぁ…イッて?楓…」 再び勃ちあがり、俺の動きに合わせて揺れるその肉棒を握ってやると、ぶるっと震える。 「あ、あ、あ…だめ…イッちゃうっ…」 髪を振り乱して悶える姿が、壮絶なまでに美しくて。 もっと美しい姿が見たくて。 楓のモノを扱きながら、ピストンのスピードを上げた。 「やっ…イク…あぁぁっ…」 「…っく…!」 ギリギリまで引き抜き、勢いをつけて限界まで突き刺すと、楓は大きく跳ねて。 また放たれた白い欲を見ながら、俺もありったけの欲をその身体の奥深くに注ぎ込んだ。 それでもまだ、この身を焦がす欲望は尽きなくて。 「あっ…ちょ…龍っ…!?」 射精の余韻に震える身体を、強く抱き締め。 またその奥を突き刺した。

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