522 / 566
番外編 朱嘴鸛(シュバシコウ)8 side蓮
「おかゆ、食べれるか?すぐに用意するから」
ぎゅっとしがみついて離れない楓を片手で抱えて、レトルトのお粥を温めるための水を、鍋に張る。
「ん…」
それを火にかけるのを、楓はぼんやりと見ていたけど。
「…たべる…」
小さくそう呟いて、突然その場にしゃがみこみ。
俺のジャージと下着を一気に脱がせた。
「えっ、ちょっとっ…!」
「れんくんのおっきいの、たべるぅ…」
慌てる俺に、無邪気な子どもみたいな笑顔を向けて。
まだショボーンと萎えた状態の俺のを、躊躇もなく口に入れる。
「っ…!」
いきなり熱い粘膜に包まれて、思わず声が出そうになった。
「ちょっと待てって…!」
「ん…む…おいし…」
俺の制止も聞かず、楓は夢中で口のなかの俺のを舐めしゃぶる。
無垢な顔で卑猥なことをする、そのアンバランスな光景に、一気にそこへと身体中の血が集まってきて。
俺のペニスは、あっという間にマックス状態に。
「んっ…れんくんの、おっきくなったぁ…」
その小さな口に入りきれないほどのサイズになったそれを、少し苦しそうに咥えながら、それでも楓は幸せそうに微笑んだ。
「ねぇ、きもちいい…?」
「ああ、すげー気持ちいいよ」
素直に頷くと、ますます張り切って俺のペニスをペロペロと舐めまくる。
「あ、こらっ…もういいって…!」
「なんれぇ…?きもちいいれしょぉ…?」
「そう、だけどっ…とりあえず、なんか食べないとっ…」
「れんくんのせーし、たべたいもん」
ペニスの先端をちゅうっと吸いながら、天使の微笑みでそう言ったのと同時に、楓のフェロモンが部屋いっぱいに広がって。
理性なんて、一瞬で吹き飛ぶに決まってた。
「あんっ…」
また俺のを咥えようとしてた楓の腕を掴み、無理やり立たせて、シンクの縁に両手を付かせる。
左手でコンロの火を止めながら、右手で楓の前を探って、もう勃ちあがってふるふる揺れるペニスを握った。
握り込んだそれをゆるゆるとしごきながら、後ろから抱き締めると、楓の方から俺の腰にお尻を擦り付けてくる。
「ねぇ、はやくぅっ…はやく、いれてっ…」
淫靡な光を湛えた瞳で、誘われて。
堪らず、愛液でぐちゅぐちゅに濡れた入り口にペニスを押し込んだ。
「あぁんっ…!」
待ちわびていたように、ぎゅっと粘膜が包み込む。
本能のままに突き上げると、楓はシンクの縁を指先が白くなるほどの力で掴みながら、自ら腰を振って俺を受け止めて。
楓のフェロモンと本能の欲に突き動かされ。
肌と肌がぶつかる音が部屋中に響き渡るほどの力で、ただひたすらに楓の奥を蹂躙した。
「あっ、あっ…いいっ…きもちいいっ…」
「ああっ…俺も、いいっ…」
「はっ…あっ…あっ…ほしっ…れんくんのせーし…おく、ちょおだいっ…」
愛するΩのなかに、自分のものをぶちこみたい
頭んなか、支配するのはそれだけで。
「あ、ぁっ…あっ…いき、そっ…れんくん、はやくぅっ…」
「っ、くっ…出すぞっ…」
「んっ…ほしいっ…おれんなか、いっぱいっ…」
ガクガクと不安定に揺れる身体をしっかりと抱き止め、楓に導かれるままに。
「あ、ぁぁぁっ…イクぅっ…」
「っ…イクッ…」
楓の奥へと、欲を迸らせた。
同時に、握り込んだ楓のペニスからも白い欲が飛び出して、キッチンのフローリングを汚す。
「っ…は、ぁっ…れんくん、もっと…」
乱れた息の下、俺を誘う甘い言葉に、逆らうことなんて出来るはずもなくて。
俺は楓を抱き上げると、ぐちゃぐちゃのキッチンはそのままにベッドルームへと向かった。
ともだちにシェアしよう!