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SS_初夜4
指の隙間から俺を窺い見る目。
その目に笑いかければ「そうだよ……」と小さく返ってくる。
可愛いな、本当。もっと早く愛してやればよかった。
「服、捲くるな」
「う、ん……」
中に忍ばせていた手でスウェットを胸より高い位置に捲り上げると、白い肌が目に映る。
吸い寄せられるようにその肌に触れ、柔らかさに頬が緩んだ。
「笑うなよ……最近少し悩んでるんだから」
「馬鹿にして笑ったわけじゃないよ。可愛いなって思っただけ。それに佑真元々細いし、もう少し太っても大丈夫」
「か、可愛くないだろ……こんな男のだらしない身体なんて……」
「そんなことないよ、ほら」
少しだけふっくらとした肉付きのいい胸。
「こことか、すごく可愛い。興奮する」
「う、変態……」
「男はみんな変態だよ。佑真のおっぱい柔らかくて気持ちいい」
「も、揉むな馬鹿!」
悪態をつきながらも揉みしだいた胸の先端では控えめに尖りが主張していた。
「乳首勃ってる」
「るさい……」
「やっぱり可愛いよ、全部」
指先で弾いた乳首は更に硬さを増して、佑真からは微かに吐息が溢れる。
堪らなくなって透かさずそれに舌を這わせた。
「あっ……や、舐めな……ぅん……」
「佑真、乳首感じるんだ?自分で弄ったことある?」
「ぅ……っ………〜〜ぁ、る……」
わざとらしく這わせる舌を見せつけながら佑真へ尋ねる。
真っ赤な顔をしながらも佑真の視線は釘付けになったように俺から離れない。
「俺のこと想像して?それとも、他の誰か?」
なんて意地の悪い問いかけだろうかと自嘲する。分かっていても佑真の言葉で聞きたい。
「違っ、周藤……すど、ぅのこと……考えて、した……っ」
「そっか。じゃあ素直な佑真にご褒美な」
「ぇ…………――あっ!?や、なに……、吸って……ぇ」
舌先で遊ばせていた突起を口に含んで吸い上げてやれば、佑真の身体は仰け反って震えた。
「あ、待っ……だめ、だめ……っ」
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