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シュガー&ソルト 2 - ④
おまけ
その後の潮見くん
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「ぶはははっ、お前馬鹿だな~!頭に血ィ集まり過ぎてぶっ倒れた挙句に保健室へ直行とかッ、しかも佐藤に、男に…お、お姫様抱っこって…ぶはっ、ははは!」
「う、うるせぇ溝屋笑うんじゃなーーいっ!」
面白がって笑う溝屋に腹が立つ
だって仕方ないじゃないか!
気が付けば保健室に居たんだし
お姫様抱っこだってそんな嬉しい事、覚えてないとか…
って、また違ぁああう!
それを言うなら俺が佐藤を…って
それも違ーーーうっ!
「で?保健室から戻って来た事、佐藤に言いに行かないでいいのか?」
「あ……そう、だよな!そうだよっ俺、行って来る!」
実際、溝屋の言う通りだ
保健室に連れ行かれるぐらい心配されたんだったら、早く顔を見せたほうがいいに決まってる
溝屋に言われて急いで席を立った直後…
「失礼しますッ。あっ、潮見先輩大丈夫ですか!熱は下がりましたか?」
教室に駆け込んで来た佐藤
同じ事を考えて会いに来てくれた佐藤にまた心臓が暴れ出す
「さ、佐藤!あ…あぁ、平気!ほら、もう大丈夫だから……その、ありがとう佐藤」
「いえいえッ、でも良かったです。そうは言っても潮見先輩、無理しないで下さいね。
そうだ、これ…もし良かったら使って下さい。風邪早く良くなると思います!」
「へ?あ、ぁああありがとう!」
俺に袋を手渡し、ペコっとお辞儀をして教室から出て行く
マジ優しいよ
すっげぇ優しい…
「なになに~潮見、お前佐藤からなに貰ったんだよ」
嬉しさに浸る俺の横から溝屋が覗き込む
さっそく貰ったスーパーのビニール袋をいそいそと開けて…
「えーと………え?」
「なになに?…は?」
一緒に固まった
「ネギと梅干し……」
「だな……っ、く、ひひひっ!なになに、これってこれってさ!おばあちゃんの知恵袋的なやつ?
マジすげぇ佐藤ッこれ買いに行ったのかよ!潮見良かったじゃん!」
「溝屋、どうしよう…嬉し過ぎてやべぇ!佐藤から初めてのプレゼントなんたけど!」
「え゛……お、お前」
喉にネギ
こめかみに梅干しって…
佐藤の新たな面を見れて、また心臓が喜ぶように跳ねた
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こんなほのぼのしたお2人さんがいたら、毎日が平和ですね〜
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