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第4話
晴れ間が覗く日曜日。
待ち合わせ場所には私服姿の雅紀が雪翔に満面の笑み。
雪翔も釣られるように笑顔になった。
雅紀に連れられ、先日の寿司のお礼にとイタリアンのお店で食事を楽しんだ。
会話も弾み、雪翔にとって、雅紀は実の兄のようでもあり、すぐに打ち解けた。
食事の最中、突然、雅紀のスマホが鳴り響く。
「ちょっとごめんね」
一言、加えて、雅紀はスマホを手に取り、なにやら会話を始めた。
「...今から?今日は用事ある、て言ってなかった?」
そんな雅紀を眺めながら、雪翔はペペロンチーノを食べていた。
「今は困るよ...うん、うん...だったらいいけど...わかった」
スマホを切ると、
「ごめん、雪翔、知り合いが来るけど大丈夫かな」
一瞬、雪翔はきょとんとしたが、すぐに頷いた。
雅紀の知り合いとも会ってみたいと思った。
2人は食事を済ませ、互いにドリンクを飲み、会話をしながら、雅紀の知り合いが来るのを待った。
「雅紀、お待たせ」
テーブルに現れた、180はありそうな雅紀と同じくイケメンな20代らしき青年が微笑んだ。
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