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花開きの夜に 6(※)

それでも、オラガはぐっと堪えた。 大事な息子を己の歪んだ欲望で傷付ける訳にはいかなかった。 「んんっ…いた…い。あっ、あ…オラガ…」 「指だけでこんなにキツい。イオリ、もっと力を抜け」 「やぁぁ…無理ッ。ど…したらいいの。奥が…切ないよう」 身体の疼きとホトに差し込まれた指の痛みに耐えきれず、イオリはついにぽろぽろと涙を零した。 「泣くな、大丈夫だ。怖いことはない」 「ふっ…ぅ」 「お前を傷付ける事は決してしない」 「オラ…ガ」 ほっそりとした腕をゆるゆると伸ばして、イオリはオラガに抱きつきその背に両腕を回した。 「オラガの身体、熱い…」 「お前も、こんなに熱くなってる」 ホトに指を差し入れたままで、オラガはイオリに優しい口付けを落としていく。額や頬、鼻先、唇へとゆっくり口付けながら、ホトに挿入(いれ)た指で少しずつ膣襞(なか)を擦るようにして動かした。 「んんっ…ぅ。オラガ…」 「ああ、少し(ほぐ)れてきた」 「ふぅ…っ、あ、ぁあッ…やぁ」 首筋から鎖骨に唇を這わせ、そのまま胸の突起を口に含む。舌の腹で膨らんだ突起をねっとりと舐め、強く吸ってやればイオリが背を大きく仰け反らす。 その度に、ホトの膣襞(なか)がぐぐっと狭まってオラガの指を締め付けた。胸を舌先で弄られるのが堪らなく悦いのか、ホトの中は見る間に熱くどろりとした体液で潤っていく。 イオリの甘く鳴く声に、指先から伝わる女人の膣感、そしてむせ返るような発情の匂いに煽られてオラガの腰も自然と揺れていた。痛いほどに張り詰めた魔羅を今すぐにでもホトに突き入れたい衝動を必死に堪えながら、イオリが達せることだけに集中しようとする。 彼の乳首を歯で甘く噛んだ刹那、ホトが強く締まった。同時にイオリが「アッ……」と甲高く鳴き、大きく身をくねらせた。 そのまま、息も絶え絶えにびくりびくりと小刻みに痙攣する。 「気を遣ったか、イオリ」 「はっ…あ…ぅ…あぁ…ん…ん」 「ゆっくり息を吸って。魔羅の方も、今すぐに楽にしてやるからな。終わったら、ゆっくり眠れ」 「オラガ…オラガは…?」 「俺はお前が眠った後で一人で処理できる」 「やだ…僕が…ァあッ」 イオリの言葉を遮るようにして、オラガは彼の魔羅にそっと口付ける。 それはホトで達した際にしっかりと勃ち上がり、鈴口から先走りを垂らしながらひくひくと揺れていた。ホトに差し込んだままの指を二本に増やし、ゆるゆると擦り付けるように動かす。 そうして口付けた陰茎から舌を這わせ、亀頭を深く口内に含んでやる。舌先で裏筋を舐めたり、先端を含んだまま口を窄めたりするうちに、イオリの身体が何度も仰け反り、強ばる。 絡めあったままの互いの片手にはじんわりと手汗が滲み、そのしっとりとした感触が愛おしさを増長させた。

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