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土曜日

10時にレオは目が覚めた。腕の中でシノブが寝息を立てて寝ている。 寝顔も可愛い。しばらく見ていたら、シノブが目覚めた。 「ん〜〜〜、おはよおぉぉぉ〜〜レオく〜ん」 「おはよう、シノブ」 そう言って、胸に抱く。 「喉渇いた〜」 そう言って、するりと腕を抜けて、眠い眼を擦りながら、ふらふらとシノブがキッチンに行く。冷蔵庫を開けて、冷えた水を手に取る。飲みながら、ふらふらとベッドに戻ってきた。 「レオ君も飲むぅぅ〜?」 そう言ってペットボトルを手渡してきた。シノブの口の端からは、水が溢れている。一口水を飲んでシノブを抱き寄せる。 「ひゃあぁぁ。レオ君、手が冷たいよ〜」 そう言ってレオの胸に飛び込んできた。シノブはレオの胸板が好きだ。この自分にはない厚い胸板で抱かれるとドキドキしてしまう。 「レオ君、ちゅう〜しよ〜ぉぉ」 可愛くおねだりをされると、レオは完全に抗えない。 「もう、そんな可愛い顔は人に見せたらダメだぞ・・・。お前は俺のものなんだから」 「そうだよ〜。僕はレオ君のもの〜」 「シノブ、今日は用事ないの?」 「うーんと今日は土曜だから、夕方のバイトまでないよ〜」 「じゃあ、今日、1日こうしててもいい?」 「うん。こうしてよう〜。ずっとくっっついとくぅぅ〜」 そう言ってシノブはレオを見上げてくる。 俺まじでやばいな・・・もうどっぷりだわ。ズブズブに溺れてる気がする・・・ ふとレオはそう思う。 「レオ君、一緒にお風呂入らない?昨日そのまま寝ちゃったから、お風呂入りたいぃぃ・・・」 「うんいいよ。一緒に入ろっか」 「お風呂溜めてくる〜」 そう言うと、風呂場へ向かっていった。 その後、しばらく帰ってこない。心配になって風呂場を覗く。いない。 「シノブ〜?大丈夫かー?」 トイレに声をかけてみる。 「大丈夫ー。ちょっと待っててー」 中から声がする。まあ本人が大丈夫だと言っているのだから大丈夫だろう。風呂場を覗くと、湯船がアワアワになっている。 「あいつ・・・泡風呂って・・・」 もうレオの下半身は反応して、すっかり天井に向いている。 あーーーーー!もう!!! 「シノブー。先に風呂入るぞーー」 「はーい。すぐ行くー」 トイレから声がする。湯船に浸かっている。シノブがおずおずとやってきた。 「大丈夫か?お腹でも痛い?」 「もう!違うよ!!大丈夫なの!」 口を尖らせているシノブも可愛い。 「ほら、体冷えただろ?こっち来いって」 「うん」 そう言って湯船に入ってきた。 レオの足の間にちょこんと座る。 「もっとこっちに来いって」 グッと腕を引っ張って、胸に抱く。 「レオ君に抱かれると気持ちいぃぃ」 「そうか?よかった。俺も気持ちいい」 そう言うとシノブのおでこにキスをした。 「口にもキスして」 可愛いことを言ってくる。 「どこでもキスするよ」 そう言って口にキスをした後、首筋、鎖骨、耳、頬と丁寧にキスを落とす。 「はあぁぁんっっ。気持ちいいぃぃ」 シノブの声が浴室に反響する。 「ちゅううぅしてぇぇ。お口にしてほしいぃぃ」 口に舌を這わす。応えるようにシノブはレオの舌を吸う。レオは舌でシノブの口の中をくまなく舐めていく。 「はあぁぁん。溶けそうぉぉぉ」 もうすっかりシノブはトロトロになっている。シノブのお腹にレオの大きなそれが当たっている。 「レオ君、大きくなってるよぉ」 「お前のもなってるだろ?」 そう言うとシノブのそれを握る。 「ひゃあ。そこ触っちゃダメぇぇ。すぐイッちゃうからぁぁ」 「お前のその声でもう止められないって」 「ああんっっ。気持ちいいよぉぉ」 「あーやばい。俺ももうイキそう・・・」 「レオ君イッていいよぉ。僕もイきそうだからぁぁ」 握るその力が少し強くなる。泡風呂だからか、すごく滑る。その上、先端からは既にヌルヌルした物が流れ出ている。 「俺、イクっっ・・・ああぁぁ!!」 思わず叫んでいた。胸の中のシノブもビクッと震えている。体を少し触るとビクッと反応している。 レオはシノブを優しく抱きしめる。 「レオくうぅぅん。お風呂上がって、ベッドにいこ・・・」 もうなんでこんなに可愛いかな!!!! レオはまたすぐに反応してしまう。 「わかった。泡だけ流して、ベッドに行こう」 レオはシノブの白い肌にシャワーを当てる。泡が綺麗に流れていく。すっかり顔は溶けてしまっていて、だらしなく口が開いている。 「シノブ、大丈夫?のぼせてない?」 「うん大丈夫ぅぅ。でもドキドキしてるのぉ」 少し冷たいくらいのシャワーに切り替えて、二人の体を少し冷ます。シノブはレオの体にまとわりついている。頭からそのシャワーを浴びるとまた熱いキスを交わした。 バスタオルで体を拭いて、そのままシノブを抱き抱え、寝室に運ぶ。ベッドにシノブを寝かして、そのままさっきの続きをする。口に冷えた水を含んでシノブに飲ませる。シノブの口からは少し水が溢れる。 「んんっっ。美味しいぃぃ」 その間もレオはシノブの身体中にキスをする。シノブの体は触り心地がいい。まるでシルクのような触り心地で、体毛もほぼない。四肢はとても長く、キスをしていても飽きない。 「レオ君、今日は一つになりたい・・・」 シノブがレオの耳元で囁く。 「え??一つになりたいって・・・」 「うん、これ使ってしよ・・・」 ベッドのヘッドボードから、小袋を取る。表にはlotionと書いてある。 「これどうしたの?」 「んふっ。昨日ジャンさんがくれたの」 「マジか・・・・もうお前ってたまにびっくりさせるよな・・・」 「だって、したかったから・・・」 「後悔しない?」 「しないよ。だって、この前からずっとAVみて勉強したもん。二人で気持ちよくなれるでしょ?僕もレオ君と一つに繋がりたいもん」 「シノブ・・・・勉強したのか?可愛いなぁもう。いいんだな。俺もう止められないかもしれないよ」 「うん、大丈夫」 そう言うとシノブはレオの手を自分の下半身に持っていく。レオもさっきのローションを開けて、指につける。シノブの蕾を弄る。 「はあぁぁんっっ。なんかゾクゾクするうぅぅ」 「シノブ力抜いて・・・」 そう言いながらレオはシノブの口にキスをする。一瞬シノブの体の力が抜ける。そのタイミングで指を一本入れてみる。 「ああぁぁぁん。なんか変〜」 「シノブ、可愛い。もう絶対離さないから」 どんどんシノブの蕾が開いていく。 シノブを四つん這いにさせて、その蕾を舐め上げる。 「はあぁぁ、気持ちイィぃぃ」 少し舌を入れてみる。 「レオ君そこ汚いよぉぉ」 「シノブの体に汚いとこなんてないから、俺を信じて・・・」 「あああんっっっ。すごいぃぃぃ」 そう言ったタイミングで指を2本入れてみる。レオの太い指も、もうだいぶすんなり入るみたいだ。シノブは自分のそこが、どんどん快楽を受け入れる為の性器に変化していくのを実感していた。蕾はすっかり開いてピンクの花が咲きそうだ。 「シノブ、もう俺、我慢できない。入れてもいい?」 「うんいいよぉぉ。僕もほしぃぃぃ」 「入れるよ・・・」 そう言うとシノブのピンクの花にレオは自分のそれをゆっくり入れていく。 「シノブ、力抜いて。千切れる・・・」 「そんなの無理ぃぃ」 残っていたローションをお尻の間に垂らす。少しずつ動く。その動きに合わせて、シノブの口から熱い吐息が漏れ出す。 「そこやあぁぁ。ジンジンするぅぅ。気持ちいいぃぃ」 シノブの体が溶けたところで ”ズン” 力を入れて、奥まで突いた。シノブの口から大きい吐息が漏れる。 「レオ君、顔みたいぃぃ」 そう懇願されて、シノブの足を開かせ、仰向けにする。 「シノブ、綺麗だよ」 レオはシノブの乳首を触りながら、自分の乳首も触る。シノブはそのレオの姿を見て、また興奮する。 「ああ、もっとしてぇぇぇ」 もうシノブはぐずぐずになっている。両腕をレオに広げる。それに応えてレオはシノブのからだを抱く。レオはシノブの首筋を強く吸う。キスマークの嵐だ。 「レオ君、もう僕いっちゃいそう・・・」 「俺もイキそう・・・」 「いいよ。そのままイッてぇぇ」 少し動きが激しくなる。そして、そのまま二人は果てた。シノブの中から、レオが自身を抜こうとした時、シノブがレオの体を抱きしめた。 「いや。まだそのままでいて」 その言葉を聞いて、レオはシノブの上に体を預けた。 「ごめん。もうバッテリー切れ」 「うんいいよ。そのままにして。幸せを噛み締めてるの」 「え??」 「やっと一つに繋がれたし。レオ君をもう離したくないし。マーキング僕もするから」 そう言って、繋がったまんま、レオの首筋に吸い付いてくる。左の首筋と、右の首筋に、大きなキスマークがついた。 「これで、レオ君は僕のもの!」 そう言ったシノブの顔は、今まで見た中で一番輝いていた。

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