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※第8話

ギレンの解放に伴い、契約として奴隷契約をおこなったが、性奴隷とは聞いていない。 契約の儀式に使われた魔導呪文にも、そんな文言は刻まれていなかったはずだ。 苦しそうな呼吸を繰り返す様子から、性奴隷の紋様は契約してからずっと作動し続けていたのだろう。 この町まで戻るために1ヶ月はかかっている。 空間移動してしまえば良かったが、国の連中に異世界と行き来ができる空間魔法が使えることは伏せて起きたかった。 1ヶ月も淫紋を刻まれたまま、ずっと我慢していたのだろうか。 「........ンッ、も........ッ」 ギレンの指はタイラの股間に伸びていき、ゆっくりと形をなぞって、誘うように視線を向けてベルトを外して衣服を剥ぎ取ろうとする。 「........ちょっと、まて、ギレン」 「も、ぉ、まてね........っ、まて、ない」 グッと抱き寄せたままの腰を引き寄せ、ぐるっと回転させて伸し掛る。 身体は熱く火照っていて、指を動かしている孔の隙間ははくはくと蠢いている。 限界なのを自慰でなんとか持ちこたえていたのだろう。 「........大丈夫........ちゃんと、してあげるから。怪我しないようにね」 腕を回して臀の狭間に這わせると、ギレンの指を掴んでぐるぐると一緒に回しながら、自分の指を二本添えて増やしてやる。 紫の瞳からポタポタと涙が溢れて、タイラの胸元に落ちる。 扇情的な表情に、タイラはこくっと喉を鳴らした。 「泣いてる。痛かったかな」 中指を伸ばして前立腺あたりをコリコリといじり回して尋ねる。 「ンッく、........いた、くね........ッふ、ああッああ、ああ、やっ」 くぱくぱと指を拡げて動かしてずるっと引き抜くと、勃ちあがっている肉竿の先に穴の縁を軽く落として浅くめり込ませる。 「男性相手は今までないですけど、歌舞伎町のホストをナメないでくださいね」 「........ッん、ああッふ........ッい」 ギレンの腰をグッと掴んで、ズプッと奥まで押し込むと、ゆっくりと揺さぶる。 「ずっと........我慢して、辛かったでしょう........」 囁きかけて、ボルドーに染めたばかりの髪を、タイラは優しく撫で、中をゆっくりと突き上げる。 その声の響きに、ギレンは何度も首を横に振って応えを返さず喘ぎ続けていた。

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