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そこ突っ込んでくるか普通!? 「…もし先程仰られた事柄が要因でないとしたら、心配ですね…」 本当に疑問に思っているかのように嗚呼どうしましょう、と悩ましげな表情をするさっくんに、「あ、あの…?」とつい他人行儀な言葉を投げかけてしまう。 (…な、何故って、そんなの…決まってるだろ) 要因じゃないわけないだろ。 心配っておかしいだろ。 とは思っても、図星ではないと言ってしまったがために自分から「実はああなってしまった理由はな…」と白旗を上げて説明し出すことなんてできない。 ぱっと顔を上げたさっくんに真剣な瞳で問われる。 「夏空様、頬が赤くなってしまわれた理由について何か思い当たる点は御座いますか?」 「…っ、は?いや、な、な、ないな。本当にわからん。うん、何故だろうな」 腕組みをして、うーむ。これは難問だ。と考えるふりをしてみた。 だけど一方、内心ではなんでこんなわかりきった原因を探すふりなどしなければならないんだ。と眉を寄せてもいた。 …言わずもがな、自分のせいである。 とはわかっているけど、いや、だからこそもうこれ以上つっこんでくるな。と言いたい。 『別にいいだろう原因なんて。赤いもんは赤いんだ。トマトだって理由はわからないけど赤いだろう』 と、よくわからない理論でうやむやにする気満々に、上記の言葉を発しようと、さっくんの方を振り向く。

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