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体勢的に交わった唾液も全部オレの方に流れてきて、その度に飲み込むと目の前の顔が嬉しそうに唇の端を持ち上げる。 一瞬唇が離れた隙に呼吸を整えてる間に口の端から溢れて頬を伝う唾液を舌でなめとられた。 は、は、と浅い息をする。 と、待ちきれなかったみたいに再び矢継ぎ早にキスの雨を降らせてきた。 相変わらず凄く上手にオレがねだるところを舌でなぞってくる。 舌同士を擦ったりしてると、クチュ…クチュ…となんだかやらしい音がした。 上顎の内側や歯茎を沿うようにツーっと舌先でされたり、ほっぺの内側を舐められると異常にぞわぞわして腰がびくびく甘く跳ねる。 そのせいで余計に口の中が、舌で翻弄され、甘く蕩けた。 「…ひぅ……」 (…さっくんの舌がたくさん擦れて…ぬるぬるで気持ちいい…) 身体が、下腹部が、どんどんあつくなる。 股を閉じ、その中心部分を無意識にさっくんの太腿にすりすりこすりつけていた。 途中、さっくんが服のなかに手を突っ込んできて、 「…っ、ら、め…!ん゛ぅ…っ」 キスで精一杯なのに、Tシャツの下にある手が肌を撫でてきた。 冷たい手に、びくびく震えた。 次第に胸に到達した指の腹が、乳首のまわりをなぞる。 「…っ、!…はぁ、は…っ、ら…」 (キス以外は良いって言ってないのに!) 息が苦しくなって、汗が、唾液が出る。 乳首の回りを弄られてるだけなのに、どうしてかどんどんその中心に熱が集まり、充血していくのがわかった。 股の間に挟まれてるさっくんの膝に、下腹部に力を入れて、腰を浮かせたり沈めたりして上下させながらちんちんをズボン越しにもっともっと激しく擦り付けた。 下着のなかにおさまってるちんちんの形がグチャグチャになるぐらいに、激しく。 口の中でも気持ち良くて、そっちでも感じていると、すぐに下腹部から背筋を通って脳天に到達した痺れが強くなる。 ズボンのなかからグチュグチュ濡れた音がして、オレのズボンからさっくんのズボンも汚していく。 「…は…っ、…俺の膝に擦り付けて、随分気持ち良さそうですね」 「…ふぁ、…?」 キスしながらあまりにも無意識に最早本能のまま快楽を求めていたら、…一瞬唇が離れた隙に荒く余裕なさげに零された声音。 その視線の先を追っていくと、びっちょり濡れて黒い色が更に黒くなって染みになってるさっくんのズボン。 「…っ、んぅ゛!?」 ズリュズリュ擦りつけていたちんちんを刺激するように、膝が動く。 自分からだけじゃなくて、そうやってされると気持ちいい感覚がじわ、と下腹部から脳を犯してくる。 そして、同時にその部分をズボンの布越しに指先でス…ッとなぞられる。 びくん、と中でモノが刺激に応えて更に大きく跳ねた。 「…お漏らしをしたと泣きじゃくって俺にすがり付いてきた時のこと、覚えてらっしゃいますか?」 「っ、」 耳元で囁きかけてくる声。 同時にグチャグチャ湿った音を立てながら布越しに濡れたちんちんを揉みしだかれて、 腰がびくびくする。 「あの時、あまりにもいじらしいお姿に…衝撃的と表現できるほど胸を打たれたのを思い出しました」 「…な…っ、」 まるで今オレがお漏らしをしてる最中みたいな触りかたと台詞に、 じゅわっと熱を生む。 (そんな余計なこと思い出すな…!しかもわざわざ言うな…!) クスッと笑みを零したさっくんに、てらてら濡れてる指を見せられる。

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