俺の体が落ちているのか、城崎が脚を動かしてるのか、股間への刺激が強くなる。 もっと強く擦ってほしい。 「ん……、城…崎……」 「先輩、腰動いてる…」 「だって…」 「だって、何？言ってください、先輩。」 気持ちいいけど、足りない。 意地悪は一体どっちだよ。 さっきまでのしおらしい城崎はどこへ行ったのか、意地の悪い顔をして俺の続きを言わせようとする。 「……って……」 「先輩、聞こえないです。」 「……ッ！触って……！」 「どこをですか？ここ…？」 城崎はワザとらしく俺の太腿を撫でる。 分かってるくせに…。 恨めしく城崎のことを睨むと、城崎は口角を上げた。 「馬鹿…っ！わかるだろっ…！！」 「教えてくれなきゃ分かりません。」 「〜〜〜っ！！ここだ、馬鹿！！」 壁に縫い付けられた手を振り解き、腿を撫で回す城崎の手を俺の股間に移動させる。 「先輩、良い子。」 「ぁっ、馬鹿っ、城崎のバカァ…！」 「そんなバカバカ言われたら俺だって傷付くんですけど。」 「ふっ…、んんっ……、城崎ぃ…」 城崎はスーツの上から俺の陰嚢を揉む。 もう身体に全然力が入らなくて、城崎の片腕と脚だけが俺のことを支えてる。 「寝室行きましょう、先輩。」 「うん…っ」 「掴まっててくださいね。」 よいしょ…と城崎は俺をお姫様抱っこしてベッドに横たわらせた。 ガチャガチャと音が聞こえ、ベルトが外されたのがわかる。 「もうぐちょぐちょじゃないですか。」 「うるさい…っ」 「気持ち悪かったでしょう？」 ガマン汁で濡れたパンツを下げられ、下半身の開放感を味わった。 城崎が俺のペニスを上下に擦り、射精感に襲われる。 出そうとするたびにぎゅっと根本を握られ、出すことを許されなかった。 「城崎っ…、なんでっ！」 「溜めた方が気持ちいいでしょ？」 「ぁ、またっ…またくるぅ…！」 出したいのに出せなくて、下腹部に熱が溜まってる感じ。 気持ちいいけど射精出来ないのがツラくて泣きそうだ。