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第67話

満足したのか、城崎はベッドの端に座り、俺を膝の上に座らせて俺のペニスを激しく擦った。 「あぁっ!ま、待って…、いきなりっ!」 「先輩、たくさんイッていいですよ。意地悪してごめんなさい。」 「やっ、城崎っ!待てって…!」 陰嚢を揉まれ、竿を激しく擦られ、カリを弄られ、鈴口を撫でられる。 ずっと止められていた熱が迫り上がってくる感覚にひどく快感を覚えた。 あっという間に絶頂に導かれ、目の前がチカチカする。 「い、イクっ!城崎っ!!」 パタパタッと、いつもより濃くて量も多い精液が床に飛び散った。 いつもの射精より何倍も気持ちよくて、先端からはだらだらと勢いに乗り切れなかった精液が溢れた。 城崎は脱力した俺の体を抱きしめ、首筋や耳元に何回もキスを落とす。 「先輩、本当に可愛いです。」 「…はぁ…、城…崎……っ」 「気持ちよかったでしょう?」 初めての寸止めプレイ。 ツラいだけじゃなくて、イッた時の快感がとんでもなかった。 首を縦に振ると、城崎は嬉しそうに笑い、俺の下腹部を愛おしそうに撫でる。 「これからは俺が射精管理してあげますからね♡」 笑顔でとんでもないことを言われる。 なのに、俺はむしろその言葉にドキドキしてしまった。 「俺って、もしかしてマゾなのか…?」 「今更ですか?自分の性癖くらいちゃんと分かってないと駄目ですよ、先輩。」 「いや、こんなはずじゃ……」 俺は彼女に虐められて喜ぶタイプでもなかったし、彼女を虐めて喜ぶタイプでもなかった。 ノーマルな男だったぞ?! 「俺、城崎と付き合ってから、アブノーマルになってる気がする……。」 「んー、もともとじゃないですか?」 「いーや!俺は絶っっ対に普通だった!!!」 「じゃあ先輩にも無自覚に隠れてた本能的な部分を俺が引き出しちゃったんですかね?それってなんかイイかも。」 「わぁっ!?」 城崎は俺をまたベッドに押し倒し、にっこりと笑った。 次の日が休みなのをいいことに、散々イカされまくったことは言うまでもない。

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