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第80話

普通に生活していればそこに入ることのない質量。 中が(うね)り、俺はみちみちと城崎のモノを締め上げる。 集中して(りき)みすぎていたのか、城崎がキスしてくれると少しだけキツイのがマシになった。 「ぁ…は………、し、ろさき……」 「先輩……っ、好きです…」 「俺もぉ。城崎…」 わざとらしく音を立てながら城崎のキスを受け入れる。 城崎のキスは好き。 優しくて、気持ちよくて、あとすげぇ幸せな気持ちになるから。 触ってもないのにキスと後ろの快感で勃ち上がった俺のモノが城崎の腹に触れ、気づいた城崎は俺のを扱きながらまたさらにキスを深くした。 気持ち良すぎて意識が飛びそうだ。 「先輩っ……、少しだけ…動いていい…っ…?」 「いい…よ…」 城崎は俺の耳元で切なく熱い息を吐く。 時々城崎が敬語じゃなくなるの、余裕がないってときばかりで本当に可愛い。 俺に負担がかからないように、あまりにもゆっくり動くから少し自分から腰を揺らすと、城崎はムッとした。 「先輩っ…、駄目。俺…こんなに我慢してんのに…。」 「いいって。こんなんじゃイケねぇだろ。」 「明日仕事だから、負担かけたくないです…」 そういうことか。 だから前にも増してゆっくりなんだ。 「先輩……。ゆっくりでも、気持ちいい……うわぁ?!」 「あっ、城崎っ、城崎…、もっと…腰、動かしてっ…いいっ…よ……。」 「ちょ、無理。そんなんされたらもう……」 時間をかけてゆっくり出ていっていた城崎のペニス。 俺は城崎の腰に絡めた足を使って勢いよく引き寄せた。 ゴリゴリっと思い切り前立腺を掠め、俺は呆気なく射精した。 城崎も今のが気持ちよかったのか、目が据わってる。 今多分、理性と欲望が闘ってんだろな…。 「城崎っ…、好きにして…いいよ……?」 「あー………」 「俺…、丈夫だから…っ!鍛えてる…しっ…、ぁ…、お、男だから…っ」 「もー…無理………。」 城崎は片手で頭を抑えながら天を仰いだ。 「先輩、ぐちゃぐちゃにしますから。」 「……ひぁっ!あっあっ…ま、…っ城崎っ……!」 「先輩がいいよって言ったんですからね!」 両腕で腰を掴まれ、城崎の腰が激しく前後した。 出ていく快感と、入ってくる違和感、そして前立腺をゴリゴリ刺激され、俺は仰け反りながら大きすぎる快感を逃そうとした。 「あぁっ…、城…崎……っ!ぁんっ♡あっあっ…、も、ひぁああっ…♡…んぁっ♡気持ち…ぃっ…、城崎ィ…♡」 「トロ顔の先輩、超可愛いです。」 「ぉっき…♡うぁっ…、出るっ…、あぁ〜……」 俺は呆気なく達し、2度目の精液を外へ吐き出した。 射精すると城崎のを搾り取るように中が締まる。 「先輩…っ!俺も…俺ももうすぐ……っ」 「城、崎ぃ…♡だ、出して……、奥に出してっ…!」 「先輩っ、先輩大好きです…っ!………!!!」 城崎がビクビクっと震えた。 あぁ、本当に城崎も気持ちいいんだ。 「あぅ…っあ…、出るぅ……」 城崎に抱きしめられたまま、俺は勢いなく先端から精液を溢れさせた。

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