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第114話

城崎は俺のズボンと下着を下ろし、露わになった俺のペニスに銀色のコックリングを()めた。 「ん……」 「ごめんなさいっ…、痛いですか?」 「違う……、冷たいだけ。」 竿と玉袋をホールドする銀色の重い輪っか。 勃ったら締め付けられそうで怖い。 「先輩、エロい。」 「まだ何もしてねーだろ。」 「視覚的にもう既にヤバいです……。」 城崎は手で顔を覆ってそう言った。 まぁ普通、こんなところにシルバーなんて付けねぇわな。 というか、俺の下で硬くしてるけど、何で俺だけ脱いでるんだ? 「お前も脱げ。不公平だ。」 「ちょっと?!」 ズボンを脱がすと下着の中で大きくなった城崎の股間。 下着も脱がしていいが、これはこれで興奮するから敢えて下着は脱がさなかった。 城崎の膝の上に座り直すと、さっきよりハッキリとお尻に城崎の感触が分かる。 「あー……。シたい……。」 城崎は俺の肩に顔を(うず)めながらそう言った。 てかそもそもこの体勢が背面座位みたいで恥ずかしい。 「いいよ…?」 「駄目。先輩の乳首開発するって決めたんです。」 「痛そうそれ、やだ。」 「絶対最後には気持ちよくなりますって。」 城崎は俺の胸にローションを垂らし、乳首吸引器を手に取り、俺の両乳首に当てた。 スポイトみたいな形状で、圧が掛かって乳首が引っ張り上げられる。 「んっ……」 「先輩、見て。」 「嫌だっ!」 「ちゃんと見て?」 「嫌ぁっ…」 快感を逃したくて俺は胸じゃない別の場所に力を込める。 股を閉じたり、開いたり。 俺は無意識に城崎の加虐心を煽った。 「先輩、見ないとやめちゃいますよ?」 「ふ……ぅ…、あっ…!」 息を整えて目を開けると、透明な細い筒の中でピンっと起ち上がっている俺の乳首。 何これ。何の拷問? 恥ずかしすぎて今すぐ消えてなくなりたい。 「先輩、赤くなって可愛い。」 「うるさ…ぃ……」 「恥ずかしがる余裕もなくなるくらい気持ちよくしてあげますから…。とりあえず、先輩の乳首捕まえちゃいましょうね。」 城崎は俺の乳首から一旦玩具を外し、透明な筒の先に小さな輪っかを嵌めた。

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