116 / 1069
第116話
「城崎ぃ、やだ。怖いっ…」
「まだスイッチ入れてないんですけど。」
「取って。やだ、城崎…。」
「甘えても駄目ですって。スイッチ入れますよ。」
「ひぁっ!?」
城崎がスイッチを押して、乳首を包んでいる何かがくるくると回転し始めた。
城崎は玩具が正常に動いていることを確認して、また俺と唇を重ねた。
ローションを絡めて乳首を嬲 るその動きは、初めは何だか擽 ったい感覚だったが、それは次第に快感へと変わっていった。
「んぁっ…あっあんっ…、やっぁ……」
「先輩、腰揺れてる。気持ちいいの?」
「分かんないっ…!ゃっ、ぁんっ…♡」
「もうちょっと速度上げますね。」
「ひぁあっ!?やだっ!城崎っ!!」
乳首が激しく擦り上げられる感覚に悲鳴をあげる。
気持ち良い。これ、ヤバい。
でも、玩具なんかに屈したくない。
大好きな城崎の前で、玩具でイクなんて嫌だ。
「止めてぇ…、止めて、城崎…っ」
「先輩気持ち良さそうですよ?本当に止めて良いの?」
「あっ、やっ…!やだあっ!!変…、なんか変になるぅっ!城崎っ、城崎っ!!」
「えっろ……。」
城崎は俺がイエスと言えないように、返事する前にまたリモコンを弄った。
左右で別の動きをされて、気持ち良すぎて頭が変になりそうだ。
城崎は欲望に濡れた瞳で俺を見下ろし、下着を脱いでグロテスクなソレを取り出した。
城崎は歯を使ってゴムを開封し、器用に片手で装着した。
ただでさえ乳首責めでトびそうなくらい気持ち良いのに、挿れられたらどうなるんだ?
期待と恐怖で体が震える。
「先輩、もう我慢できません……。」
「ぁ…、城崎…っ……」
「先輩がエロ過ぎてもう…っ」
たっぷりのローションを纏 った城崎のちんこが俺のアナルに触れる。
俺は更なる刺激を求めて腰を揺らし、城崎のちんこが尻の割れ目を滑った。
「ふぅっ…ん……♡城崎っ、早く…っ」
「先輩、挿れますね…」
「ひぐっ…!んんっ…」
ズブブ…とゆっくりゆっくり時間をかけて、城崎は俺の中に挿入ってきた。
いつまで経っても慣れない大きさ。
やっぱりここは挿れる場所ではなく出す場所なのだと、改めて認識させられる。
「アッっ!!」
前立腺に届いた時、気持ち良さに声が裏返った。
乳首の快感だけじゃあと少しのところでイケなくて、俺は体を揺らして城崎の先を前立腺に擦り付ける。
「ぁっあぁっ…、イクっ…、城崎、突いてぇ…っ」
「これ以上煽んないでください…っ」
「城崎、大好き……っ」
「〜〜ッッ!!!」
城崎の首に手を回して身体を起こし唇を合わせた。
城崎は堪らない顔をして大きく腰をグラインドさせ、俺は一瞬意識がトんだ。
ともだちにシェアしよう!