それだけでいっぱいいっぱいなのに、城崎は俺の乳首に食いついて、ねっとりと舌で嬲(なぶ)る。 快感があまりにも強すぎて無意識に身体を離そうとするが、城崎に抱き寄せられてそれは叶わなかった。 「先輩、これで終わり？まだあるでしょ？」 城崎は俺を虐めることに徹すると決めたのか、自発的には何もしてくれない。 玩具で例えると俺がコントローラーで、城崎は本体。 城崎はいつも俺が求めていることをしてくれるのに、それを言語化しないといけないなんて恥ずかしすぎる。 「ねぇ、先輩？」 「………んで……」 「ん〜？」 「噛んでって言ってんの！！」 投げやりにそう言うと、城崎は嬉しそうに笑って俺の乳首に歯を立てて噛みついた。 俺はまたドライでイッて快感に浸る。 「先輩の身体、ドライ覚えちゃったんですね。」 「ご、ごめ…っ」 「何で謝るの？メスイキしてる先輩、超可愛い。」 「………本当？」 「はい♡そのうちここからミルクも出せるんじゃないですか？」 「んゃ…っ」 チューチュー胸を吸う城崎。 いくらそこを開発しても、どんだけ吸っても出るもんはない………、と信じたい。 だけど城崎は、吸ったり噛んだり捏ねたり忙しなく俺の胸を刺激した。 「今日からしばらく俺もお預けだから、堪能しとかないと。」 「いだっ…」 「今まで一人遊びしてた罰です。」 「ひぁあっ……！」 気持ち良かったり、痛くされたり。 城崎に散々嬲られ、俺はぐったりと城崎に体重を預けた。 お湯はぬるくなってしまったけど、浴室に篭った蒸気で逆上せてしまいそうだ。 「城崎……」 「これでしばらく先輩のおっぱいともおさらばですね…。」 「あぁっ…♡」 終わったと思っても名残惜しそうに何度も乳首にキスされて、いちいちそれに感じてしまう。 でももう上がらなきゃ…。 時間も時間だけど、城崎顔真っ赤だ。 「城崎、上がろ？」 「もうちょっと…」 城崎はスリスリと俺の胸に顔を寄せる。 自分が逆上せてることに気づいていないのか？ さすがに倒れられても困るから、俺はふらつく城崎を支えて浴室を出た。