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第213話
シャワーを浴びて寝室に向かうと、既に城崎がベッドに横になっていた。
帰ってすぐエアコンを付けたため部屋は涼しく、薄い掛け布団一枚被ると丁度いいくらいだ。
「先輩♡」
城崎は布団を広げて俺を呼んだ。
招かれるまま城崎の隣に寝転がると、ぎゅっと抱きついてくる。
「暑い…」
「いいじゃないですか、たまには。」
「毎回だろ。……ったく」
「……!」
片腕を城崎の腰に回し、もう片方で城崎の頭を撫でる。
ペットのように擦り寄ってくるのがまた可愛い。
「先輩、キスして…?」
「ん……。……んっ…、ぁ……んんっ…」
優しく唇を重ねただけなのに、すぐに主導権は城崎に握られる。
でもセックスする前みたいに激しいキスじゃなくて、ねっとりと濃厚なキス。
気持ちよくて夢中になっていると、チュッと音を立てて城崎の唇が離れた。
「もっと……」
「今日は寝かせてくれるんじゃなかったんですか?」
「キスだけ……、駄目?」
「こんな可愛い先輩見てたら、俺止まんなくなっちゃいますよ?」
「抜いてやるから……」
腰に回していた手を下の方へずらすと、スウェット越しに硬くなった城崎のそれが触れる。
城崎の息が少し荒くなって、興奮してるのが伝わってくる。
スウェットの中に手を入れて直接握ると、ビクンッと大きく脈打った。
自分が気持ちいいと感じる方法で城崎のを扱 くと、城崎も感じてくれているようで、低い声で唸 った。
「気持ちい?」
「……はいっ。すごく……」
「なんか変な気分になってきた…。城崎……」
「ちょ、今日はしないって…」
「やっぱシよ…?駄目か……?」
「……………いいに決まってるじゃないですか。」
城崎が俺に覆い被さるように体を起こした。
さっきまで少し眠そうだった城崎の瞳は、今やギラギラ光っている。
旅行で疲れてる俺の体に負担がかからないように気を遣ってくれているのか、とても丁寧に優しく進めてくれる。
ゆっくりと後ろを解 され、硬くて熱い肉棒を押し当てられた。
「ゴム付けてんの?」
「はい。付けなきゃ先輩が後で辛いでしょ?」
「ありがとな。」
「マナーですからね。」
城崎がグググッと中に挿入 ってきた。
大きくて、熱くて、気持ちいい。
「城崎っ…!城崎…っ、あっ…ぁっ」
「先輩、気持ちい?」
「あぁっ!うっ…、もっと奥ぅ…!ゴリゴリしてっ…!」
「くっ……、ここ?」
「そこっ…!あぁっ、気持ちいっ…、城崎っ、城崎っ!イクっ!!」
城崎にイイ所を突かれて、俺は呆気なくイッてしまった。
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