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第225話

城崎のズボンのチャックを下ろして、下着の上から立派なソレにキスする。 見上げると、城崎は唾を飲み込んで綺麗な喉仏が上下した。 「先輩…、駄目です……っ」 「なんで?気持ちよくない…?」 「火使ってるから…!それにいきなりこんなことされたら……、うっ!」 「ふっ(笑)城崎のおっきくなってきた…♡」 チロチロ舐めると、城崎のペニスは硬く勃ち始めた。 なんだかんだ感じてくれてるのが嬉しくて、口元が緩む。 「先輩っ…、行きますから…っ!本当にここは危ないっ」 「んむっ…!」 城崎は俺の顔を押し退けて、椅子から立ち上がった。 ホットプレートの電源を切って、俺の後について寝室へ入ってくる。 ベッドに座るように促すと、頭を掻きながら俺の言うことに従った。 「はぁ…、もう。どうしてほしいんですか?」 「キスして…。」 「触っていいんですね?」 「うん。早くっ…」 城崎の前に立つと、抱き寄せられて唇が重なった。 酔ってなくちゃ、こうやって素直に強請ることもできない自分が情けない。 城崎は確認するように何度も触れるだけのキスをして、俺が身を預けると徐々に深いキスへと変わっていった。 「俺、今日一日ずっと我慢してたんですよ…?」 「んっ…んふ……」 「可愛くて格好良くて大好きな先輩に、触れたくて仕方なかったです。」 年上だからとか、恥ずかしいからとか、俺はそんなこと気にしてるけど、結局自分の気持ちに正直で、どんな時でも真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる城崎の方が、俺なんかより数倍大人だ。 どうしてこんな俺をこんなにも愛してくれるのかは分からないけど、絶対自分から手放しちゃいけない存在だってのは馬鹿な俺でも分かる。 「城崎…っ、好き……」 「うん。」 「……大好きっ……」 「もっと聞きたい。聞かせて、先輩…。」 俺の髪を掴む城崎の指に力が籠る。 そんな小さな仕草一つさえも愛おしく思うのだ。 「好きっ…、ずっとそばに居て……っ」 「はい。死ぬまでずっとそばに居ます。」 耳を擽るような優しい城崎の声。 嗚呼(ああ)、俺が聞きたかったのはこの声だ。 「城崎……シたい…っ」 「昨日たくさんシて疲れたでしょ?明日も仕事ですし…」 「いいから…っ、お願い……」 「俺はそりゃ嬉しいですけど…。本当にいいの?」 「ん…。」 Yesの代わりにキスで返した。 押し倒して俺が主導権を握ろうとしたのに、いつのまにか城崎が俺の上にいる。 「先輩の全部が愛おしいです」 「ゃっ…、城崎…っ」 「俺に溺れて。俺なしじゃ生きられなくなるくらいに。」 好き。大好き。 気持ちが溢れ出してしまいそうで、城崎の肩に噛み付いた。 城崎は超が付くほど、優しく甘く(とろ)けるようなセックスで俺を愛した。

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