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第235話

城崎のMAXサイズを知ってる俺からしてみれば、今の城崎は70%くらい…、なんだけど、十分すぎるくらい大きい。 俺のと重ねようとして、そして気付く。 「ローション取ってきていい……?」 さすがに先走りがそんな出ていないモノ同士擦り合わせても、滑らないし上手くできないと思う。 城崎に聞くと、「駄目。」と言って抱きしめられる。 これじゃ兜合わせもできない。 キスだけでイケってこと? 「先輩、舐めて。」 「んぐっ…!」 急に口の中に城崎の指が突っ込まれ、俺は思わず嘔吐(えず)いた。 舌を引っ張られたり、上顎を撫でられたりして、苦しいけど気持ちいい。 「んん…っ、………ぉぇっ…」 「ごめんね、先輩。でもこれでできますよ。」 やっと解放されて、くたりと城崎に身を預けると、ヌルッとちんこに濡れた感触がした。 ローションもないのにどこから?と思い視線を下にずらすと、城崎の指がたっぷり濡れていた。 「そ…、それっ……」 「先輩の唾液♡」 「〜〜〜っっ!?」 口内を弄られている間に興奮して出た俺の先走りと、俺の唾液をたっぷり絡ませた城崎の指のおかげで、お互いのちんこがヌルヌルと滑った。 本当やだ。俺ばっかり恥ずかしい思いして…。 「めちゃくちゃ興奮する…っ」 「あっ…、城崎っ…!ダメっ…、だめぇ…」 「何が駄目なの?」 「激しっ…ぁあッ!!」 城崎は俺をイカせるテクニシャンだ。 呆気なく達してしまった俺の精液を潤滑油代わりにして、さっきより激しく滑らせる。 「待ってぇ…!今イッたのにっ!」 「俺はまだですよ?」 「おまえがイクまで待ってたら、俺変になる…!!」 城崎の首筋に顔を(うず)めてイヤイヤと駄々をこねると、城崎は激しく動かしていた手を止めた。 ゆっくり深呼吸しながら城崎に抱きつく。 「馬鹿……。」 「だって、先輩がすっごく可愛いから。」 「てか俺の唾使うとか、汚い。」 「汚くないですよ。いつもに増して興奮しちゃいましたけど、俺。」 「早く洗いに行こ…?」 「先輩立てる?」 「立てない。」 シャワーに誘ったのはいいが、腰が砕けて立てない俺。 城崎は俺をお姫様抱っこして浴室に連れて行く。 「先輩本当可愛いですよね。こんなんで動けなくなっちゃって…」 「お前が上手すぎんだろ…。」 「それは褒め言葉?」 「知らねぇ。」 ベタベタになった下半身を洗って、リビングに戻る。 身体がだるくて、城崎に膝枕をしてもらいながら、しばし昼寝をすることになった。

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