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第242話
城崎は俺の体のラインを指でなぞっていく。
こそばゆくてビクビク震えた。
「消えちゃいましたね…」
城崎は寂しそうな顔でそう言った。
俺と同じこと思ってんだな。
「付ける?」
「えっ?」
「………見えないとこなら、いいよ。」
恥ずかしくて小声になったが、城崎はすっげぇ嬉しそうだ。
腕を引かれてリビングに連れて行かれ、そしてソファに座らされる。
「先輩、脚開いて。」
「えっ?!」
「早く。」
意味がわからない。
パンツ一丁で股開くなんてそんな恥ずかしいこと…。
開くか開かないか迷ってモジモジしていると、城崎が俺の膝を掴んで、両脚を外側にグッと開いた。
「ひぁっ…!ぅ……」
城崎は俺の脚の間に顔を埋め、内腿にジュッと吸い付いた。
脚を閉じれば城崎の顔を太腿で挟んでしまうし、身動ぐと城崎の顔に股間を当ててしまいそうだし、どうすれば正解なのか分からない。
「んっぁあ……」
「ふはっ…(笑)先輩、これご褒美ですか?」
「っ!!」
羞恥心と混乱で、無意識のうちに脚を閉じて、しかも中心を硬くしている俺。
結局城崎の顔は俺の太腿に挟まれ、おまけに硬くなった俺の中心が下着越しにヒットしていた。
「朝から幸せすぎてツライんですけど。」
「ご、ごめんっ!すぐ退くからっ!」
「やーだ♡」
ソファから立ち上がろうとするが、城崎にそれを制される。
もう最悪何されようが覚悟はしてるけど、とりあえず股の間から退いてほしい。
恥ずかしくて本当に心臓ダメになる。
「城崎っ!仕事!!」
「ん〜、半休取ります?」
「駄目だって…!」
「だって、先輩コレどうするんですか?」
「…………」
「俺もそろそろヤバいし、一緒にヌいてから行きません?」
「…………」
「ムラムラして仕事しても、きっと仕事になりませんよ?」
城崎の言うように、俺の股間はパンッパンに膨れ上がってる。
このまま出社はできないし、萎えさせても仕事に支障が出そうだ。
誰のせいだよと声に出したいが、俺にも原因がある故 強くは言えない。
「時間休な…。」
「えっ!」
「城崎は時間休。俺は半休で取るから。二人で同じだったら変に思われるし…。城崎は寝坊したってことにして。」
「わかりましたっ!」
城崎と俺は時間をずらして電話をかけ、休みを取った。
とは言っても、城崎は1時間後、俺は午後から出社だ。
まんまと城崎の手の内に入った気がする。
「先輩、1時間でトロトロにしてあげますね♡」
宣言通り、俺は力が入らないくらいクタクタのトロトロにされて、城崎はいってきますのキスをして、ご機嫌に出社した。
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