261 / 1069

第261話

土曜の朝、違和感に目を覚ます。 また、だ。 「おいこら、城崎。」 「あ、先輩。おはようございます♡」 「本当最近手癖悪すぎだろ。」 目の前には笑顔の城崎。 昨日の営み後そのままなので、お互い下着一枚しか着ていない。 パンツ越しに鷲掴みされた俺の尻。 もみもみと確かめるように揉みしだかれて、思わず変な気分になりそうになる。 「先輩♡♡」 「んぁっ…ぁ……んぅ……」 起きたばかりなのに城崎は手加減もせず、年上顔負けのディープキスをお見舞いしてくる。 城崎の舌が俺の口内を好きなように暴れ、くちゅくちゅといやらしい水音が耳を犯す。 この数日で城崎のお尻を揉む技術も進化したのか、気持ちよくて俺は完全に城崎に身を委ねた。 「先輩、いいの?こんなに無抵抗で気持ち良くなってる先輩見たら、俺もっとシたくなっちゃうんですけど。」 「んあっ…はッ…、城崎…、好きぃ……」 「あー可愛い…。先輩、俺の硬くなってるの、分かりますよね?」 城崎はわざとらしく昂った股間を俺に擦り付ける。 ガチガチに硬くなったペニスがお腹にぐりぐり当たり、城崎が興奮していることを伝えてくる。 こくこくと頷いて返事すると、城崎はキスをしたまま挿入の準備を始めた。 「ぁ…んんっ、あっ…ああっ…」 「可愛い。んっ…、先輩、ここ気持ちい?」 「気持ち…いっ!あっ…んんっ……」 ローションを纏った城崎の長い人差し指が、後ろの穴を解す。 曲げるとちょうど前立腺に当たり、コリコリと何度も擦られる。 気持ち良すぎてビクビク痙攣していると、城崎は安心しろとでも言うかのように、ゆっくり優しいキスに切り替える。 快感を逃すために(りき)んだり、逆に力を抜いてみたり、そんなこんなしている間に尻の穴も解し終えたらしい。 「先輩、挿れていいですか?」 「ぁ…も、もう入ってるぅ…っ」 「まだ先っちょだけですよ。」 俺の尻はグッと押しつけられたソレを、昨日も迎え入れたのを覚えているのか簡単に中に飲み込んでいく。 硬くて熱い。 喘ぎ声が止まりそうになくて、俺は声を隠すために必死に城崎にキスを求めた。 「ぁん…んんっ、…んあぁっ……」 「ん……、先輩可愛い。隠しきれてないですよ?」 「ふぅ…、んっ…ふ……」 キスしてなかったら喘ぎ声と荒い呼吸で大変なことになる。 自分でも聞きたくないし、聞かせたくもない。 なんかたまにあるじゃん、相手が喘ぎすぎてて引くやつ。 まさしく今の俺がそんな感じだ。 必死に声を出さないように頑張っていたのに、城崎は唇を離して、俺の奥の方を激しく揺さぶり始めた。 「先輩、我慢せずに声出していいですよ。可愛いんだから。」 「ふっぁ…、あっああぁっ…!!」 結局俺はあられもない声で喘いで、城崎にされるがままイキまくってしまった。

ともだちにシェアしよう!