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第298話
お酒が回ってふわふわした頭だと、いつもみたいに照れることなく城崎に甘えられる。
いつも言えないことだって全部素直に口にできる。
お酒の力ってすごい。
「俺だって大好きですよ…。本当可愛い…。」
「ん…っ。もっと…して……」
「あー、もうそれ禁止。触んな。ダメ。」
「うー……」
城崎のタマを揉もうと手を伸ばすと、手首を掴まれて制される。
『触んな』って、なんか新鮮。
いつも敬語なのに、最近それが取れてきていて嬉しいんだけど、なんか怒られる時に敬語じゃないのは初めてかも…。
「城崎……しゅきぃ〜♡」
「あ"〜〜〜。可愛い。なにこの人。」
城崎にぎゅ〜っと抱きしめられて、俺はご満悦。
くんくん匂いを嗅いで幸せに浸っている俺と、嘆きながら俺をぎゅうぎゅう抱きしめる城崎。
俺たち実は、すっごくバカップルだったりして。
「風呂入ろぉ…?」
「今の先輩と入ったら俺が耐えられない…。」
「耐える必要あんの…?」
「今日マジで先輩の体に負担かけすぎ。ケツの穴壊れますよ?」
「ら いじょーぶ。」
「明日意識戻った時、本当に後悔すると思いますけど。」
「城崎が介護してくれるれ しょ〜?」
ほら、と両手を広げて抱っこをせがむ。
城崎はため息をつきながら俺の脇を支えて立ち上がらせ、3回くらいえっちなキスをしてから浴室へ向かった。
脱衣所で城崎がパッパと服を脱いでいき、俺は別に難しいタイプの服でもないくせに城崎の方を向いてバンザイする。
「脱がせて…?」
「子どもですか。もう……。」
そんなこと言いながらも、俺の服の裾を掴んで一気に脱がせた。
ズボンも下着と一緒に下ろされ、真っ裸になる。
俺のはだらんと力なくぶら下がっているが、城崎のソレはしっかりと硬度を保っていた。
それを見てなんだか嬉しくなる。
「勃ってる〜」
「当たり前でしょ…。」
「城崎も飲んら のに、なんれ ?」
「俺は先輩ほどお酒弱くないし。」
城崎は一足先に浴室の扉を開けて中へ入った。
追いかけるように中へ入った瞬間滑りそうになり、城崎にしがみつく。
「危ないですよ。ほら、座って。」
「え〜。」
「洗ってあげますから。」
「やったぁ〜。」
洗ってあげると言われて、俺はシャワーチェアに腰掛ける。
全身をお湯で流されてされるがままになっていると、手を出してと言われ、それに従った。
モコモコに立てた泡を両手に乗せられる。
「すご〜。」
「前は自分で洗える?俺背中から洗いますから。」
城崎が背中を洗ってくれている間に、俺はふわふわの泡を乳首とちんちんの部分に乗せる。
「城崎、見て〜」
「ぶふっ…!」
「ふはっ!咽 せてやんの〜……ひぁっ!」
「さっきから煽ってばっかり…。こっちがこんな我慢してんのに。」
「んやぁっ…あぁっ!しろしゃ…ぁあっ!」
仕返しと言わんばかりに乳首を攻められて、俺は必死に城崎の体にしがみついた。
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