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第301話

あーこのままもう一回抱いてほしい。 痛いの忘れたいなぁ。城崎にとびっきり気持ち良くして欲しい。 俺に服を着せたってことは、今日はもうする気ないのかなぁ。 もう何回もしたしな。ダメかなぁ? 「しろしゃき、ベッド行こぉ?」 「疲れた?もう寝る?」 「ん〜。」 眠たいフリして城崎に身体を寄せる。 さっきよりはだいぶお酒も抜けてきたし、でも素面(しらふ)で甘えるのは恥ずかしいから。 俺を先にベッドに寝かせ、城崎も俺の隣で横になった。 「おやすみなさい、先輩。…………ちょっ、ん!」 「んんぅ♡」 おやすみ前の触れるだけのキスをしてきた城崎の唇に舌を捩じ込む。 あー、本当に気持ちいい。城崎とのキス、超好き。 「んっ…ふ……、チュッ……チュ…」 「先輩…っ、寝るんでしょ?もうお終い。」 しゃぶりつくみたいにキスしてたら、城崎は俺の肩を掴んで離し、背を向けてしまった。 何でそんな頑ななのか。 俺の身体の心配? 俺はいいって言ってるようなもんなのに。 「今何時?」 「23時半過ぎたとこです。」 「じゃあまだ俺のたんじょーびでしょ…?あと一回、シよ?」 「うっ…!そ、そこやめて…っ」 背中から抱き付いて、(うなじ)の部分にキスをする。 ここ、城崎の性感帯だったよな? 舌を()わせるたびに城崎の身体がびくっと揺れて、反応してくれてるのが嬉しくて何度も繰り返す。 「先輩……っ、もう……」 「城崎、あと一回だけ。」 城崎の下腹部に手を伸ばすと、お腹に届くくらいに硬く反り上がったアレが当たる。 興奮してくれてるのが嬉しくて、俺は頸を甘噛みしながら立派なソレに触れた。 「も、本当に……無理っ……」 それはどっちの意味? もうしてくれないって意味なのか、それともパンパンに腫れ上がったコレを俺に突っ込みたいって意味なのか。 後者なら、喜んで受け入れるんだけど。 「する…?」 「もうこんなんだし、ゴム入んないから無理…」 「………生でいいよ?」 「っ…」 城崎の声が少し震えてて、すげぇ耐えてるんだなって分かるから。 俺は今更ゴム無しでしたとこで気持ち良いだけだし、城崎は俺の身体心配してくれてるんだろうけど。 「ねー、あと一回だけだから。」 「…………」 「これ、辛いだろ?俺ん中で出したくな…ぁっ!?」 城崎のちんちんを触りながら誘っていると、突然城崎が振り返り、泣きそうな顔で叫んだ。 「先輩のバカ!!!」 挿入の痛みとともに、ゴリゴリゴリッと激しく中を擦られた快感に、俺は息をすることも忘れてしまった。

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