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第387話
服を脱がされ、あっという間にパンツ一枚。
そして紙袋から取り出した制服を着せられていく。
恥ずかしい…。
この歳になって、こんな格好するなんて……。
「あーけーろー!!兄貴!!変態!!開けろって!!!」
廊下から葉月くんの声と、ドンドンっと扉を叩く音が聞こえる。
城崎は制服を纏 った俺を見て、うっとりとした表情をしていた。
「先輩、似合いますね…。」
「そ、そう…?」
「うん。超可愛い。」
ドサッとベッドに押し倒されて、首筋に顔を埋められる。
髪が当たって擽ったくて身を捩ると、城崎が嫌そうな顔して顔を上げた。
「葉月の奴……、女とヤッたな…。」
「え?」
「甘い匂い。こんな香水付けるの女だけだろ。」
たしかに…。
微かに女物の香水の匂いがするかも…?
城崎、鼻いいんだな。言われるまで気づかなかった。
「葉月くんはゲイじゃないの…?」
「あいつはバイ。抱ければ男でも女でもどっちでもいいの。」
「へぇ……。」
「女とヤッた後の制服貸すなっての。せめてクリーニングかけるとかさぁ…。」
城崎はブツブツ文句言いながら、せっかく着せた制服をスルスルと器用に脱がしていく。
ネクタイをシュルッと取られ、あっという間に腕を縛り上げられてしまった。
「え。いつの間に?」
「先輩、相変わらず綺麗。」
「ぁっ…!」
「毛薄いよね。」
「やめて…っ」
「あ。俺ここの匂い好きかも。」
「っ?!やめろって!!」
城崎は腋 に顔を寄せ、嗅いだり、舌を這わせたりする。
ゾクゾク何かが込み上がってきて、必死に抵抗するが手の自由を奪われていて大した抵抗はできなかった。
「し、城崎…っ!」
「今日あいつ泊まるとかマジで無理。」
「ふぁっ…ぁ、あっ♡」
「俺だけの先輩なのにね…?」
城崎はローションを使って俺の尻の穴を解しながら、じわじわとゆっくり俺の中に埋まっていった。
城崎のが全部入ると、中から圧迫されるような苦しさに思わず顔を歪める。
「先輩の中、みっちり俺にくっついてきますね♡」
「っは…、ぁ…動くな…ッ」
「気持ちいい?先輩、こうされるの好きだもんね?」
「ああぁっ!…はっ、ぁぅ……」
ゆっくり腰を引かれると、ずるずると中が城崎を離さまいと蠢 く。
体の中からゾワゾワする感覚に、俺は目を瞑って喘ぐことしかできなかった。
「あんまり声出すと葉月に聞こえちゃうから。ダメ。」
「あっぁ…、城崎っ…!声っ…、声でちゃぅ…」
「気持ちいいね?これ、噛んでて。」
「ふ…ぐっ……」
腕を縛っていたネクタイを解かれ、それをぐるぐる丸めて俺の口に突っ込んだ。
自由になった腕で城崎の首に手を回す。
抱き寄せると城崎は満足そうに笑って、律動を早めた。
「ふっ…!ぅ…うぅっ…!!」
城崎が中で達したと同時に、俺の体もビクビクっと跳ね上がった。
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