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第397話
「…ぃっ…、あっ、ぁン…♡」
「はっぁ…、かわいい…ッ……」
「んっ…、ンぅ……♡」
激しいキスをされながら、こたつの中では膝でグリグリ股間を刺激される。
左手でセーター越しに乳首も弄られて、俺はされるがままだ。
「またイッたの?」
「ふっ……ぅ…♡」
「ヤバ……。可愛すぎ……っ」
下着の中はぐちょぐちょで、多分ズボンまでシミができていると思う。
気持ち悪いけど、気持ちいい。
時々お腹に城崎の反り立ったモノが押しつけられて、めちゃくちゃ興奮する。
ビクンッと体が揺れて、気持ちよさに涙が溢れるたびに、城崎は俺の目尻にキスをして涙を舐めとっていく。
「…し…ろさ…きぃ……♡♡」
「なぁに、先輩?」
「挿れ…て……?」
「ダメ。こたつの中で脱いだら、火傷しちゃうでしょ?」
「ふぅ…ぅっ……♡」
エッチしようと言ったのは城崎なのに、最後までしてくれない。
着衣セックスなんて聞いてない。
全部服の上からでもどかしいけど、いつもと違う刺激に体が過剰反応する。
「それにここじゃ狭くて、腰振れないしね。」
「……っ」
「先輩挿れるだけじゃ、足りないでしょ?」
「ベッド…、ベッド……行こ…?」
「えー。寒い。」
「ぁぅ…っ……」
グズグズになった股間をまた刺激される。
俺はこんなにも余裕ないのに、城崎は余裕そうに挑発してくるのが、なんかムカつく……。
「うわっ?!…せ、先輩っ!」
「…………」
「ちょ、あ…、待って……ッ」
腹立ったから、城崎のガチガチになったペニスを、ズボン越しに擦る。
幸い今日の城崎のズボンはスウェットだから、簡単に上から握ることができた。
デニムとか硬い素材だったら無理だったし。
いや、デニムの方が逆に刺激強かった?どうだろ。
ま、いいや。
「先輩…ッ」
「なぁ……、シよ……?」
「……っ!!」
「城崎のコレ……、挿れて……?」
スウェットの中でギュンッと天を仰ぐ城崎のペニス。
どうしても直接触れたくて、スウェットの中に手を入れると、まぁそれはそれは硬くて熱くて、とにかくすごかった。
荒い呼吸を整えようと大きく息をする城崎。
トドメに亀頭に手のひらを当ててくりくりすると、手首を掴まれて床に縫い付けられた。
「先輩………ッ」
「…………」
「勿論、覚悟はできてるんですよね?」
俺を見下ろす城崎の目は、まるで獲物を捕らえた肉食獣のようにギラギラしていた。
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