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第408話

どうしよう……。 網タイツを履いたはいいが、俺より10cmくらい小さくて、なおかつ小柄な圭くんが着る予定だったサンタコスを俺なんかが着ようとしたことがそもそも間違いだった。 上はピチピチで、下もスースーする。 これ、スカートだし…!! 多分これ、女性もののサンタコスだし、それにミニスカートだから、俺が履いたら見えそうだし…! やっぱ脱ごう。間違えた。 「先輩、もういい?」 「あ、待って…!」 「え………。」 リビングルームから城崎が現れる。 俺は床に散らばったスーツを拾おうと、ベッドから手だけ下ろしていて……。 多分、城崎から見た俺はスカートの中も丸見えで……。 「っ…!!」 バッとスカートを押さえたが、遅かったみたいで…。 「先輩……、何この格好……、エロすぎるんだけど…。」 「あ…の……、これは…っ……」 「俺のためにサンタさんになってくれたの?……すっげぇエロいサンタさんだけど。」 「えっと…っ、ひぁっ!」 「もちろん触っていいんだよね?俺のために着てくれたんだから。」 「んっ♡あ、城崎っ…♡」 うつ伏せのまま、ベッドに押さえつけられる。 顔、見えない…っ。 城崎、どんな顔してる? 怒ってる?引いてる?それとも、喜んでる? お尻を揉まれて、身体がビクビク跳ねる。 「網タイツとかエロいんだけど、その下の方が気になっちゃう。」 「……っ!」 「タイツ、破っていい?」 網タイツの下は、俺が用意した勝負下着…。 赤の、総レースのボクサーパンツ。 一応、メンズだけど……。 ビーッとタイツが破れていく音がする。 「えっろ。写真撮っていいですか?」 「らめ…っ、やあぁ…」 「撮りますね。」 カシャ、カシャ…と何枚もスマホのシャッター音が聞こえる。 恥ずかしい…。 こんなに酔ってても恥ずかしいと感じるくらいには恥ずかしい。 「サンタコスは……まぁサイズ的に圭さん?」 「ぁ…うぅ……」 「この下着は、先輩が用意してくれたの?」 するりとお尻を撫でられ、ぞくぞくした。 正直に首を縦に振ると、城崎は俺のお尻にキスをした。 「似合ってます。すげぇ可愛い。」 「は…ぁっ…、ンンッ…♡」 「俺、先輩がこーゆーの着てくれると思わなかった。めちゃくちゃ好み。ほんとに可愛い。」 「し…、ぁん♡城崎ぃ……♡」 「網タイツもピッチピチのサンタコスも興奮するけど、先輩が選んだコレが1番興奮する。」 「ふぁあっ♡♡」 城崎は俺からタイツもサンタコスも剥ぎ取り、下着一枚にひん剥いて仰向けに転がした。 俺を見下ろして、うっとりした表情を見せる。 「綺麗……。上品な赤だから、先輩に似合ってる…。」 「も……、見ないで……っ」 「もっと見せて?せっかく先輩が俺のために選んでくれたのに…。」 城崎はあんなに酒を飲んでたのにバッキバキに勃起してて、俺はそれを見てお尻の穴がきゅぅん…っと疼いた。

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