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第415話

あまりの快感にひくひくと震える身体で、湯船に落ちないよう必死にバスタブにしがみつく。 目の端で夜の東京がキラキラと光って、思わずそちらに顔を向ける。 「先輩、夜景見ながらしたい?」 「ふ…ぇ……?あっ…」 「もうお風呂いいよね?ほら、立って。」 グイッと腰を引かれ、ほぼ抱き上げられるような形でバスタブから上がる。 シャワールームで泡を流し、身体を拭いてバスローブを着せられる。 「やっぱ先輩は白だな。」 「………似合ってる?」 「はい♪」 「城崎は……、黒すげぇ似合ってる……。」 「ありがとうございます…♡」 黒いバスローブを着た城崎はいつもの50…いや、100倍エロくて目に毒だ。 なのにそんなエロい姿で俺にキスするんじゃねぇ…! ドキドキが止まんなくなるだろうが…。 「城崎…っ、だめ……」 「なんで?先輩、キス好きでしょ?」 「んっ、ん………♡」 す、好きだけど…。 何も考えられなくなるから、ダメだってことなのに…。 「もう歩けますか?」 「ん、うん…っ」 「じゃあ、行きましょうか。」 グイッと腕を引かれて、城崎についていく。 何故かベッドルームを通り過ぎ、部屋の突き当たり、リビングルームのガラス戸の前まで連れられた。 東京タワーがいつもと違って七色に点灯している。 お風呂で見る夜景とは違い、広くて綺麗で、目が奪われる。 「なぁ、見て!城崎、今…んン……」 「先輩………、俺、もう限界……」 「は…っン…、んぅ…♡」 「悪いけど、もう我慢できないです。」 振り返ると、城崎の目は据わっていた。 瞳は俺だけを映し、声のトーンもさっきまでと違う。 バスローブの紐を解かれ、それははらりと床に落ちた。 城崎に見惚れていると、くるっと身体を反転させられ、ガラス戸の方を向かされる。 「ほら、ここ手付いて。ちゃんと立ってて。」 「え…、城崎…?……ひンッ!!!」 「はっ…。さっきまで広げてたから、すぐ挿入ったね?」 「あっ、あ、やば…ぁッ…」 目の前には夜空のように輝く夜景があるのに、それすらどうでもよくなってしまいそうな快感に目を閉じる。 城崎の我慢に我慢を重ねて、もはや凶器のような熱いソレがぐちゅぐちゅと俺の中を掻き回した。 「先輩、目閉じないで。ちゃんと見てなよ、夜景。」 「あ…はっ、無、無理っ!あッ、きもち…!はぁっ…♡」 「いつもより興奮してる?ねぇ、誰かに見られてたらどうしますか?先輩のアヘ顔も、綺麗な肌も、可愛い乳首も外からぜーんぶ、見えちゃいますよ?」 「あっぁ、や、やだぁ…。城崎ぃ…、あぁ…」 「やっとお酒抜けてきたんですね。ほら、見て。先輩のおちんちん少し反応してますよ。我慢汁いっぱい出せて偉いですね。」 「も…、ぁ、や、やだぁ…。」 「腰揺れてる。ねぇ、先輩?興奮してるでしょ。身体はこんなに素直なのに、ヤダヤダばっかり。やめちゃいますよ?」 綺麗に磨かれたガラス戸に俺と城崎が反射する。 こんな高いところだから見られるわけないってわかってるのに、もし見られてたら…なんて考えると、何故か異様に興奮した。 こんなに欲望に乱れた顔、知らない誰かに見られるなんて絶対嫌なのに…。 やっと反応してきた自身の先端からは、だらだらと我慢汁が溢れてガラス戸を汚した。

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