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第428話
家に着いてベッドにもつれ込んだ。
お互い我慢してたから、家に着くまで耐えた分、一気に解放した。
すげぇ気持ちよくて、ふわふわして、幸せで…。
城崎にもらったネックレスがしゃらしゃらと擦れあうたびに、その音がなんかいやらしくて…。
す、擦れあう…?
「え……、城崎、それ…。」
「へへ。お揃いです♡」
「え、なんで?朝はつけてなかった…よな?」
「服着る時に付けたんです。あとでびっくりさせようと思って。驚かせようとしてたこと、俺も忘れてましたけど。」
「ひゃっ…!」
奥をとんとんっと突かれて、反射的に声が出る。
慌てて手で口を塞いだけど、時すでに遅し。
城崎はニヤニヤ笑って、俺の手を握る。
「声、いっぱい聞かせて?」
「んっ…ぁっあ…♡」
「お揃い増えてきましたね。次は何お揃いにしますか?」
「はっぁ…♡あっ♡城崎…っ♡♡」
「いつかここにも、お揃い欲しいな…?」
「あっ、い、イクっ…♡♡♡」
城崎が左手の薬指を咥えた瞬間、感情と快楽がぐちゃぐちゃになって弾けた。
城崎は何度も何度も俺に口付け、奥を突く。
絡まった指も舌も、全部熱くて、溶けてしまいそうだ。
「城崎……っ…」
「先輩ッ、……イキそう……」
「い……ぃよ、城崎っ、出して…いいよ…っ」
「………〜〜ッッ!!」
ビュルル…と中に熱いものが注ぎ込まれる。
やばい…。
最近生でヤリすぎて、もうこの快感忘れられなくなってきた…。
「はっ…、あ、ごめん…。先輩…」
「気持ちぃ…。城崎……♡」
「んっ…」
くたっと脱力する城崎に跨り、キスを強請る。
触れ合う肌、熱い息、ムワッとした嫌な湿気すら、全てが愛おしい。
「もっかい…シよ……?」
「先輩疲れてない?ホテルでもいっぱいシたし、今日いっぱい歩いたし、もう眠いでしょ。」
「ん……、でも……」
「いつでもたくさん愛してあげますから。今日はゆっくり休も?」
「うん……。わかった。」
たしかに城崎に言われる通り、眠い。
今にも目は閉じそうだし、体はくたくただし、もうこのまま城崎抱きしめて眠りにつきたいくらい。
でも中出ししてるのでそれは許されず、浴室へ連行される。
シャワーチェアに座る城崎に跨り、体と中を洗われながらうとうとする。
時々城崎の指が前立腺を掠め、体が跳ねる。
「そんなに眠いんですか?」
「…………ん。」
「あとちょっとで多分掻き出せるから……、と。」
キュポンっと城崎の指が出ていき、全部掻き出せたんだなとホッと目を閉じた。
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