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第458話
ベッドって……。
え?運動は?
「先輩、おいで。」
「……っ」
城崎がベッドの上に座り、腕を広げる。
おずおずと城崎の近くに寄ると、ぎゅーっと抱きしめられた。
運動は明日から…?
今日はイチャイチャしようってこと…?
城崎を見つめると、唇が重なって、気持ちよさに力が抜ける。
「こーら。そんなふにゃふにゃじゃ、できないよ?」
「…………?」
「運動するんでしょ?」
「は…?え?だってベッド……」
「恋人がベッドで運動といえば、それしかなくないですか?」
…………え?は?
まさか運動って…。
「いーっぱい気持ちよくなりましょうね♡」
「ちょ…、はぁっ?!嘘つき!!効率いい運動って言ったじゃん!!」
「気持ち良くなれて脂肪も燃焼できたら、最高に効率良くないですか?」
「で…、でも…っ!ぇ…えっちは城崎が動く方じゃんか!!」
「だから今日は先輩が頑張るんでしょ?」
ど、どういうこと…?
俺は突かれる方じゃん。受け身なんだよ。
俺が動くって……、え?あ、え、そういうこと…??
「やっと分かってくれました?」
「む、無理…。騎乗位なんて、俺したことない…っ!」
「したことあったらブチギレますけど。というか、無理じゃない。やるんですよ。痩せたいんでしょ?」
「普通に運動する…から…っ……」
「そんなこと言って、前すぐにやめちゃったじゃないですか。エッチなら気持ちいいから、三日坊主な先輩でも毎日続けてできるでしょ?俺もお手伝いしてあげますから♡」
やるかやらないかの選択に揺れる俺の心を、城崎は「やる」と言わせるように誘導する。
甘ったるいキスをして、俺と城崎の唇の間に銀糸が伝う。
「先輩、できるよね?」
「………うん。」
優しく撫でられ、エロすぎる声でそんなこと囁かれたら断ることなんでできなかった。
城崎は「いい子。」と俺の額や首筋にキスをして、プチプチと俺のパジャマのボタンを外していく。
「今日は初めてだから教えてあげます。まずは全部脱ぎましょう?まぁ上は着ててもいいけど、たくさん汗かいちゃいますからね。」
「んっ…」
「俺の指触れただけでそんな声出してちゃ、このあともちませんよ?」
城崎は指が肌に触れるたびに甘い声をあげる俺を見て、くすくす楽しそうに笑った。
こんなゆっくり脱がされるの久々すぎて、雰囲気に飲まれそうだ。
「先輩も俺のこと脱がせて?」
「わ、わかった……」
「ふっ…、緊張してるの?」
手先が震えて上手くボタンを外せない俺を、城崎は楽しそうにゆっくり見守っていた。
上を脱がせ、下のズボンに手をかける。
パジャマだからベルトやチャックなどもなく、下ろすと城崎のデカいソレが姿を現した。
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