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第467話

家に着いてすぐ、呼吸を忘れるくらいお互いに唇を貪り合った。 乱れた息で城崎に寄りかかると、軽々と持ち上げられる。 「先輩、一緒にお風呂入ろ?」 「い…いけど……」 「やったぁ♡」 チュッとキスされ、服を脱がされて湯船に入れられる。 城崎は入浴剤みたいなのを浴槽に入れて、体と髪を洗ってから湯船に浸かった。 入浴剤はブクブクと泡を立て、お風呂が泡風呂になる。 「なんで泡風呂…?」 「ん〜?だって先輩今から運動でしょ?」 「へ?」 「泡がないと滑らないでしょ?ほら、俺もう先輩の裸見て勃ってますから、いつでもどうぞ。」 な…、え……? ここで騎乗位でやれと?! 「や、やだよ…!」 「なんで?頑張ってダイエットするんでしょ?」 「だって…、毎日騎乗位なんて……ひゃっ!」 「つべこべ言わず、さっさと動く。」 「あっあ♡待って…!」 腰を掴まれてズンっと下ろされる。 一気にズプンッと城崎のモノが突き刺さって、息が詰まる。 「ほーら♡頑張れ〜、頑張れ〜♡」 「あっ…は、ぁっあ…♡」 「先輩が動かなきゃ意味ないですよ?ほーら、早く♡」 「ひっ…ぁ〜……」 騎乗位というよりは、対面座位。 下から突き上げるように腰を振られて、必死に城崎にしがみつく。 無理だって…。 こんなの、力入らないし…! 「城崎ぃ…」 「今日もいっぱい食べたもんね?」 「あっあ♡わか…ったぁ…、動くからぁっ!」 「ほんと?」 俺がそう言うと城崎は腰を振るのをやめた。 うぅ…。この鬼畜彼氏め…。 てか、この体勢だと騎乗位と違って動きにくい。 「城崎……、ベッド行こ…?」 「そうですね。ゴムもつけてないし。」 「それは…いいんだけど……。」 生の方が城崎のこと(じか)に感じるし…。 でも明日も仕事だからお腹下さないように、城崎はゴムを付けると言い張って譲らなかった。 泡を流して体を拭いて、裸のまま寝室に移動する。 唐揚げなどの入った高カロリー弁当、飲み会で飲み食いした分のカロリー。 スマホでタイムを測られて、余分に摂取したカロリーを消費するまで解放してもらえなかった。

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