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第470話

新年会から約二週間経った。 やっと5連勤を終え、早めに風呂に入って二人でベッドに潜る。 城崎は俺の服を脱がせ、ぺたぺたと体に触れた。 「先輩、痩せたね。」 「本当…?」 「うん。シュッとした。毎日頑張った成果ですね♡」 あれから次の日が仕事だろうと、毎日セックスしていた。 もちろん、騎乗位で。 最初は城崎も痩せなくていいと高カロリーな料理ばかり俺に振る舞っていたけど、途中から俺が本気だと分かってくれたのか、料理にも気を遣ってくれた。 セックス以外にも筋トレもしてたし、朝少しだけランニングしてたりで、脂肪がとれて薄らと見せ筋までできた。 「今日は?」 「ん?」 「………シねぇの?」 てっきり早くベッドに着いたから、今日もするもんだと思ってた。 脱がされたし、触られて少しムラムラする。 「いいの?お疲れじゃないですか?」 「ここ最近、俺が疲れてるつっても毎日シてたじゃねぇか。」 「それはダイエットも兼ねてじゃないですか。もう目的は達成したから…と思ったんですけど。」 城崎は俺を抱きしめて耳元に顔を寄せる。 「先輩がいいなら、シたい。」 「…っ!」 「可愛い。……大好き。」 声で犯されるってこういうこと…? 城崎の声だけで身体中がゾワゾワして、お尻が疼く。 きゅっと城崎のシャツを握った。 「城崎…っ、今日は……」 「なぁに?」 「俺じゃなくて…っ、城崎に動いてほし…ぃ……」 最近はいつも騎乗位で、俺が腰を振っていた。 本当はこの二週間、ずっと、ずっと……。 「いっぱい、動いて……?」 「もちろんです。た〜っぷり愛してあげますね♡」 キスを合図に俺たちの甘い甘い夜が始まる。 城崎の大きくて角張った男らしい手が俺の全身を滑り、薄くて形のいい唇が俺を求めるように吸い付く。 茶色がかった綺麗な瞳は、城崎を求めて淫らに狂う俺だけを映し、その熱い視線は俺だけに向けられる。 蕩けるほどの色っぽい声で俺を魅了し、誰もが善がる大きな男根で俺を貫く。 視線も、声も、欲望も、全て俺だけに向けられたもの。 二人のこの時間だけは城崎の全てが俺のもので、俺の全てが城崎のものだ。 好き。愛してる。 そんな言葉じゃ足りないくらい、城崎のことでいっぱいだ。 「先輩、今日すげぇ感じてるね…?」 「んっぁ♡はぁっ♡イクッ!イッッ♡♡♡」 たっぷりと放たれた熱い欲を受け止めて、俺は何度も体を震わせた。

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