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第517話

言葉通り、今日は一日城崎とイチャイチャして過ごした。 昼までベッドでイチャイチャ、その後お風呂に入りながらイチャイチャ、料理も一緒にして、ご飯食べた後こたつで引っ付きながら映画見て…。 「先輩めちゃくちゃ満たされた顔してるね?」 「城崎こそ。」 「だって俺は先輩チャージできましたから♡毎日これくらいそばにいられたらなぁ。」 城崎といると時間は早く感じて、あっという間に23時。 ベッドに入って城崎に抱きしめられながら、何度もキスを繰り返す。 「城崎って、本当俺のこと好きだよなぁ。」 「大好きですよ。先輩は?」 「この顔見りゃ分かんだろ?」 「わかるけど言葉で聞きたいです〜。」 幸せすぎて隠しきれてないニヤけ顔を、こんな間近で見てるくせによく言う。 チュッと俺からキスして、想いを伝える。 「大好き!」 思わず大きな声が出て、城崎は吃驚した顔をしていたが、途端にニヤけて嬉しそうな顔になった。 「先輩〜♡」 「何…。」 「明日は何しよっか?久々にブイハ見ますか?」 「城崎がいるなら何でもいい…。」 城崎の服をキュッと握ると、抱き寄せられる。 ずっとこうして抱きしめてもらえたらいいのに。 「可愛すぎ……。」 「んなことねぇよ。」 「語彙力なくなります、本当に…。なんでそんなに可愛いんですか…?」 「知らね…。」 恥ずかしくて声が小さくなる。 なんでってそりゃ、好きな人の前なんだから少しくらい猫被ることだってある。 まぁ俺は天邪鬼だから、可愛くないことばっか言ってるかもしれないけど…。 二人きりの時はちゃんと素直に気持ちを伝えるようにしてるつもりだ。 「先輩…」 「何?」 「顔見せて?」 「っ!」 顎を掴まれ、無理矢理上を向かされる。 大好きな恋人の顔が目の前にあって、もともと熱かった顔にさらに熱が集中する。 「ふっ…、あはは!先輩ってすぐ林檎みたいになっちゃうね?」 「うるさい…!」 「そんなとこも大好きです♡」 顔を隠すと頭をわしゃわしゃ撫でられて、恥ずかしくもあり、でも幸せの方が何倍も勝ってる。 明日もいっぱい甘やかしてもらおう。 城崎が忙しくなっても、今日みたいなご褒美デーのこと思い出せば大丈夫。 俺が眠りにつくまで、城崎は優しいキスを何度も繰り返し、城崎にたっぷり甘やかされながら俺は自然と眠りについた。

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