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第527話

こんなの耐えられるわけない。 「も……っ、無理……!」 ビュクビュクッと、城崎の口内で爆ぜる。 荒くなった呼吸を落ち着かせていると、城崎は俺の目の前でわざとらしくベッと舌を出した。 「ミルクチョコ♡」 「ばっ、バカ!!」 「ふふっ。苦いミルクチョコは初めてです。」 城崎の赤い舌の上で、茶色いチョコと俺の精液が混ざっていた。 そんなもの俺に見せるな…。 恥ずかしくて頭を抱えていると、城崎は俺の膝の上に乗り、俺の上の服まで脱がし始めた。 「ちょ…?!何…?」 「チョコフォンデュ、下だけじゃなくて上も楽しみたいなぁって。」 「わ…っ?!」 「先輩の乳首、俺が呼んだらすぐに起きてくれるもんね?」 奥深くに陥没している俺の両乳首。 城崎は完全にコツを習得したのか、乳輪に指を当て、乳首をつまみ上げるように引っ張ると、俺の乳首はぴょこんと起立した。 「相変わらず綺麗な色ですね。俺しか触ってないからかな?」 「っ…!」 「じゃあ垂らしますよ。」 「ひあっ!」 とろりとチョコレートがかけられ、(わき)の方にも垂れていく。 ソファが汚れないように、城崎が慌てて俺の腋を舌で舐めた。 ビクビクっと身体を震わせると、城崎が満足したように微笑む。 「気持ちいいの?」 「うっ…、気持ち悪いよ…。」 「本当?」 「ひゃああっ♡」 ぱくっと乳首を口内に含まれ、唾液を絡ませながら吸い上げられる。 快感に頭が追いついておらず、ただ夢中で甘い声をあげて身体を震わせる。 「あっぁ♡やだぁっ…、離してっ」 「ふっ…、気持ちいいって認めて?」 「やだ…、やっぁああ〜♡♡」 認めなくて首を振ると、城崎は否が応でも認めさせようと、刺激を強くする。 敏感な乳首を舐められているだけでもいっぱいいっぱいなのに、歯を立てられたり、強く吸い上げられたりしたら、それはもう頭が真っ白になるくらい気持ちよかった。 「気持ちいいね?」 「あぁっ!き、気持ちいいっ!気持ちいいからぁっ!」 「ん。ちゃんと言えたご褒美。」 「ああああぁ〜…♡♡」 言われた通り、気持ちいいと認めたのに。 止めるどころか、さらに強い刺激を与えられ、俺は呆気なくイき、城崎のシャツを汚した。 「バレンタイン最高ですね♡来年も楽しみにしてます♡」 「も、もう嫌ぁ…!」 城崎のお遊びは湯煎したチョコを使い切るまで続き、終わる頃には俺は喘ぎすぎでクタクタになっていた。

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