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第563話

ガシャンッ…ガシャンッ… 激しく俺の体が揺れるたび、枷と鎖が大きく音を立てる。 「ひっ…♡ぁあっ♡城崎っ、城崎…もっと…♡♡」 「ん。可愛いね、先輩♡」 俺は城崎に胸を突き出して、快感を求める。 さっきまで恥ずかしくて顔を上げることすらできなかったのに、今は自分が城崎にどうされてるか、まじまじ見つめて興奮してる。 きっと薬のせいだ。 薬を飲まされてから、体の中心からゾクゾクする。 「もっと吸って…!ぁっ♡も、もっと…!」 「これ以上吸ったら、先輩の乳首取れちゃいますよ?」 「いいからぁっ…!お願い…っ、城崎っ…」 「んー…、下も触りたいから、乳首はこれで気持ち良くなろっか?」 「ひぁああっ♡♡」 城崎は部屋にある玩具箱からクリップを取り出し、俺の両乳首を挟んだ。 挟まれた瞬間、あまりにも強い快感に俺は勢いよく射精した。 「あーあー…。気持ちよかったの?」 「…きもちぃ…、城崎ぃ…♡」 クリップには鈴が付いていて、体が揺れるたびにチリンチリンと音が鳴る。 それが無性に恥ずかしくて、その恥ずかしさが更に快感を高めていく。 「可愛い。エッチだね、先輩♡」 「ぃっ…、あっぁ♡」 チリン♪ 可愛くて清らかな鈴の音とは対照的に、下は城崎にフェラされて溢れるように精液を吐き出す。 恥ずかしい。気持ちいい。 でもそんな自分を、城崎にもっと見てほしい。 いつも隠していた、心の奥底に眠っていた被虐心。 いや、被虐趣味はない。 ないはずなんだ。 「城崎…っ、もっと見てぇ…♡」 「見てますよ。先輩がこんなにエッチで変態だなんて、知りませんでした。」 「〜〜〜っ」 「俺の知らない先輩、全部見せて?」 城崎の知らない俺。 俺ですら知らない俺の全部。 全部全部、城崎に見せたい。 「見て…っ?全部っ、全部城崎に見てほしぃ…♡」 「うん。先輩のぜーんぶ、俺のものです。」 チリン♪チリン♪ 城崎にペニスを吸われるたびに、身体が揺れて鈴が鳴る。 何度目かの射精のあと、城崎は笑って俺のペニスを扱き始めた。 これは、一度経験したことのある、忘れもしないあの感覚。 「あっ、や、やだっ!城崎っ、来るっ…!やだっ、あっ、ぁっ…!」 「いいよ、そのまま出して。」 「やっ…、あ、あぁ〜〜♡♡」 プシャアーーー。 四肢を拘束され、何も隠すことは許されない状態で、俺は自分のペニスから透明の液体が弧を描いて噴き出るのを見つめていた。

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