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第566話

ドサッ… ベッドに下ろされ、体がマットレスに沈む。 覆い被さる城崎の髪から、ポタポタと水滴が落ちてくる。 「冷てぇ…。」 「ごめん。我慢できない。」 「んっ…」 城崎は切羽詰まった表情で、体を重ねた。 硬くなったペニスがゴリゴリとお腹に擦れ、俺も堪らない気持ちになる。 シーツの擦れる音、ギシッと軋むスプリングの音、城崎の熱い吐息。 興奮しないわけがなくて、合わせた唇から入れられた舌を必死に絡める。 「んっ、ん…ぁ…、先輩…っ」 「ん…ぅ♡…ふ…ぅン…っ♡」 城崎の前戯は好き。 丁寧で優しくて、俺のこと気持ちよくしてくれようとしてるのがよく分かる。 興奮するし、気持ち良いし、時々しつこいくらいなのが愛しい。 「先輩…っ、挿れていい…?」 「ん…、早く…」 そんな顔で聞くなよ。 挿れちゃダメなんて言うわけないのに。 城崎は息を整えながら、自身にゴムを被せてローションをかけた。 「挿れるよ、先輩。……愛してるよ。」 ズプンッ♡ 一際質量のデカいソレが、一気に押し入ってくる。 何度も受け入れ慣れたそこは、窮屈ながらもしっかりと城崎を全て包み込んだ。 「気持ちいい…。動くよ?」 「うぁっ…♡あっぁ♡あ〜♡」 「先輩、もっと脚広げられる?」 「ぁっ♡あ〜…、そこ…っ」 「ん。いっぱい突いてあげる。」 「んあっ♡あっ、ぁん…♡イクッ!城崎ぃ…♡♡」 ビクビクッと身体が震え、射精せずに絶頂に達する。 城崎が腰を打ち付けるたび、頭が麻痺したみたいに何回も絶頂へ導かれる。 結合部からグチュグチュと卑猥な音が聞こえ、城崎が腰を引くと一緒に何かが溢れてくる感じがする。 多分ローションなんだけど、これが城崎の精液だったらいいのにと思う俺は相当キテる。 「城崎ぃ…、生でシて…っ」 「ダメ…。明日仕事でしょ?」 「あっ、ぁ…♡生がいい…っ」 「だーめ。そろそろ帰らなくちゃだし、掻き出す時間もないんだから。」 城崎の言う通りだ。 明日は仕事だし、多分もう結構夜遅いから帰らなくちゃいけないのもわかってる。 わかってるんだけど…。 「お腹に出してぇ…」 「へ?」 「外でいいからぁ…っ」 「…っ、何でそんな可愛いの…?!」 城崎は顔の筋肉をヒクつかせた。 耐えてるようなその顔、すげー好き。 中で弾ける直前、城崎は俺の中から抜き出して、ゴムを外して俺のお腹へ射精した。

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