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第569話
俺も主任と一緒に、最後の引き継ぎを終わらせる。
書類の引き継ぎは先週終わらせたけど、明日から主任はいなくなる。
新年度迷惑をかけないよう、本当に最後の確認作業だった。
「よし。行くか。」
「はいっ。お疲れ様でした。」
主任と一緒に会社を出ようとすると、スマホの通知が鳴った。
城崎からだ。
『いつものトイレで待ってます。』
ドキッとした。
いつものトイレっていうのは、人通りの少ない地下の隅にある男子トイレ。
そこで会うのは、仕事中にどうしても城崎が欲求に耐えられなくなった時など、人に絶対見られちゃいけないことするときだけだ。
「主任、すみません。ちょっと用事思い出したので、先に行っててくれますか?」
「おう。遅くなるなよ。」
「はい。」
主任と別れ、階段で地下に向かう。
約束のトイレの前では、城崎が腕を組んで壁にもたれかかっていた。
スタイル良すぎ…。
「きた。先輩、こっち。」
「何だよ…?もうみんな行ってるぞ。」
「うん。確認と、充電。」
城崎は俺を一番奥の個室に連れ込み、キスをした。
「んっ…、はっぁ…、んんっ♡」
シャツ越しに乳首を擦られ、身体が震える。
城崎は俺のシャツのボタンを外し、乳首に貼った絆創膏を捲った。
昨日散々弄ったそれは、まだぷっくりと赤く熟れていた。
「やっぱりそんなすぐには治らないですよね…。」
「やっ…、ん…」
「前もこんなことありましたよね。6月くらい…。先輩が一人で乳首いじって腫れて、チクバン透けてて怒ったの覚えてます。」
「んぁっ…♡はっ…ぁ…♡」
覚えてる。
玩具使って乳首開発されて、気持ち良すぎて初めて一人で乳首オナニーをした。
馬鹿みたいに弄って、今日みたいに腫れが引かなくて、渋々絆創膏で隠してたら、雨に濡れて城崎にバレて散々な目にあった。
思えばこのトイレを初めて使ったのも、あの日だったっけ。
「あの時より感じやすくなってるよね。ここは気持ちいいところだよって、俺がたくさん教えてあげましたもんね。」
「っぁ♡城崎っ…、あ…ま触んないでぇ…っ」
城崎は乳首を摘んで、クリクリと刺激を与えた。
今の俺にとって、乳首の刺激は快感となって下に直結する。
少し硬度を帯びたソレを、城崎が見逃すはずもなかった。
「先輩エッチな顔してるから、一発出してから行きましょうか♡」
「やっ、ぁっあ…♡」
言葉通りイカされて、ぐったりする暇もなく送別会のある宴会場へ連行された。
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