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第580話
「はぁ〜…。無駄に神経使いました。」
「お疲れ様。ごめんな、城崎…。」
「先輩は本当隙だらけで、目が離せません…。」
家に着くなり、抱きしめられたままソファに沈む。
城崎の大きなため息が耳を擽る。
背中に回る腕はがっしりと俺を支え、広い胸元に全身を預ける。
やばい…。
ため息つかれてんのに、抱きしめられてることが幸せすぎて顔がニヤける。
「何笑ってるんですか。他人事 じゃないですよ?」
「わ、わかってる…。」
「本当に?チクバン見られたこと、許してませんからね。」
「んひゃっ?!」
服の上から乳首を擦られ、思わず変な声が出る。
城崎は俺のシャツを脱がせ、インナーシャツを捲り上げた。
「あー可愛い。本当可愛い。クリームなんか使わなくても、先輩の乳首は綺麗なピンクでぷりっぷりだもん…。」
「あ…のさぁ…」
「俺以外に見られるくらいなら、早く腫れ引いて陥没しちゃえ。」
「んゃぁっ?!」
絆創膏を外され、押し込むように人差し指で押し込まれる。
今の俺にとって、それは快感でしかなくて、ぎゅっと体を縮こまらせた。
「はぁ…。可愛い…。何時間でも見てられる…。」
「恥ずかしいから、そこばっか見んな…。」
「あーーー!!恥ずかしがってる先輩もめちゃくちゃ可愛い…っ!!」
乳首ばかり見られるのが恥ずかしくて、両手で乳首を隠すと、次は天を見上げて叫び始めた。
何こいつ……、怖……。
「決めた。この週末で、陥没乳首に戻しますよ!」
「どうすんの?」
「触らない。俺も我慢するから、先輩も我慢して。」
「わかった。」
「「…………」」
返事したはいいけど、正直普段何かに触れることがないので、服とか少し擦れただけで感じちゃうんだよ…。
この際、柔らかくて摩擦の少ない生地にシャツ買い替えるか…?
今のシャツ、少しパリパリっとしてるしな…。
というか、我慢するって言ったそばから、城崎の視線が俺の乳首に集中しているんだけど…。
「城崎…?」
「ごめんなさい。やっぱり我慢できません。」
「ちょっ…?!ぁっ…♡」
「今日だけ…!明日から我慢します!!」
「待っぁ…♡あっぁ♡」
乳輪ごと思いきり吸い付かれる。
胸から城崎の顔を引き離そうとするが、俺を引き寄せる腕は解けそうにもない。
時々歯が当たって、敏感すぎるが故、俺は呆気なく射精した。
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