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第589話

頑なに舐めてくれる様子はないので、作戦変更。 城崎を浴槽の縁に座らせたまま、俺は浴室の床に座る。 城崎の膝を掴んで脚を開き、その間に顔を埋めた。 「ちょ…っ、先輩っ?!」 「ん…、おっきくなった…♡」 城崎のペニスに頬を寄せると、グンッと硬く伸びた。 俺に反応してくれてるんだなと、無性に可愛く見える。 先の方に舌を這わせると、城崎は気持ちよさそうに目を細めて俺を見つめていた。 「気持ちいい…?」 「気持ち…いいっ…ですけどっ…」 「へへ…。フランクフルト♡」 「…っ?!先輩のおバカっ!!」 根本を両手で支えて先の方を咥えてそう言うと、城崎は顔を真っ赤にして俺の頭を軽く叩いた。 だってフランクフルト食べちゃダメって、そういうことだよな? フェラを想像しちゃうから…的な? 男がフランクフルト食ってて、誰もそんな想像しねぇよ。 あざとい可愛い系の女の子だったらするかもだけど。 「…おぃひぃよ…?」 「咥えながら喋んないで…っ」 「ふはっ…、おっひぃ…♡」 顎が外れそうなくらい膨れ上がって、口の中に苦い味が広がる。 こんなのジャンボフランクより大きいじゃん。 口に入り切らない部分を丁寧に舐め上げると、ビクビクと震えた。 「先輩…っ、出そう……。顔、離して…っ?」 「やら。」 「あっ…、クソ……!!」 城崎が俺の口の中からモノを出そうとした時に歯に当たり、我慢しきれずに俺の口の中で爆ぜた。 口の中がネチャネチャするけど、唾と一緒に飲み込む。 「ごっくんした…っ♡」 べっと舌を出して城崎に見せると、目を見開いて俺の頬を摘んだ。 「どこでそんなエロ用語覚えてくるんですか?!先輩のバカ!スケベ!変態っ!」 「気持ちよかった?」 「とっっっても気持ちよかったです……」 城崎は多分俺に怒りたいけど、結局自分も気持ちよくなってしまった手前、怒るに怒れない感じだ。 悔しそうに白状する城崎が可愛い。 頭と体を洗って、口の中をすすいで、湯船に浸かって城崎が体を洗い終えるのを待つ。 「先輩、本当えっち…。」 「今日はなんかふわふわするからな〜。」 「やっぱりお酒ダメです。ほんとにダメ。もう…。俺以外と絶対に飲んじゃダメですよ…?」 この注意、何回目だ? ちゃんといつも城崎の許可取ってるじゃんか。 「わかってるって。ねー城崎、ギューして?」 「はぁ……。かわいい………。」 体を洗い終えて湯船に入ってきた城崎に抱きつくと、城崎はため息を吐きながら、俺を力一杯抱きしめた。

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