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第595話
「んっ…、ぁ、城崎っ…、城崎…っ」
帰ってすぐに全部脱いで、シャワーで全身を流しながらキスをした。
後頭部を押さえられて、息継ぎする暇もないくらいに責め立てられる。
苦しくて肩を叩くと、唇が離れた。
「先輩…っ、好き……。俺には先輩しかいない…っ」
「んっ…、俺も……」
「嫌な思いさせて本当にごめんなさい。」
シャワーが俺たちにまとわりついた甘ったるい匂いを流していく。
目を開けると、城崎が俺のこと熱っぽい瞳で見下ろしてて、髪からポタポタ水が滴って、すげーエロい。
引き寄せられるように唇を重ねると、強く抱きしめられる。
好きだ。
城崎のことが大好き。
「俺も…、城崎しかいないから…っ」
「うん。」
「俺も人のこと言えないけど、もうあんなとこ行っちゃやだ…っ」
「うん。」
「嫌な思いさせてごめん…」
「うん。先輩はもう謝らなくていいよ。」
涙が溢れてくる。
シャワーで隠せてると思っていたけど、城崎が優しく俺の目元を撫でたから、多分バレてるんだと思う。
城崎は俺が泣いていることには触れず、俺の体の隅々まで綺麗に洗った。
「擽ったい…」
「ここ、もっと触っていい?」
「んっ…、ゃ…」
「ふふっ、可愛い。」
手で太腿の付け根を擦られて、変な声が出る。
こんな状況なのに反応しそうなのが嫌だ。
城崎は俺を感じさせるために、わざと触ってるんだろうけど。
城崎の指がツツ…と陰嚢を辿って、双丘の割れ目をなぞる。
「ふっ…ぅ…」
「声、我慢しなくていいですよ。」
「だって…、ぁっ…ぅ…」
さっきまで悲しくて泣いてたくせに、こんなすぐ感じちゃうのってなんだか悔しい。
両手で口を塞いで耐えていると、城崎の人差し指が挿入された。
「んっ…ぁ…ああっ♡」
「先輩の好きなとこ、触っていい?」
「だめっ…、ぁっああ♡♡」
いいかどうか尋ねたのは城崎のくせに、俺がダメと言ってもやることは変わらなかった。
中の気持ちいいところをピンポイントで刺激され、声が抑えきれずに溢れる。
城崎は執拗にそこを弄り続け、否が応でも俺のアソコは反応した。
だって男なんだもん。仕方ない。
「城崎のバカ…。」
「え〜。なんで?」
「さっきまで謝ってたくせに…。」
「仲直りエッチ。ダメですか?それに先輩、俺のこと許してくれたでしょ?」
「許したけど…、ぁっ♡」
コリコリと前立腺を弄られ、力が抜けて城崎にもたれかかる。
城崎の胸元に寄り掛かりながら見上げると、普段にも増してエロい顔をしていた。
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